これはSF映画ではありません。 『踊る大捜査線THE MOVIE』とやらを撮った本広克行監督によるばかばかしくもちょっとほろ哀しい和製映画でございます。 わたし日本映画は見ないのです。でも金城武が好きなのと (顔が好きなの〜)面白い!との前評判があったのでビデオを借りてまいりました。 三人の若者がお金をかっぱらい、そのお金でパラダイス(南の島)に行こう!というごくごく単純な理由で銀行強盗を計画するのです。 閉店時間シャッターが降りる寸前にお面をかぶり、銃を持って銀行に跳びこみ ”金を出せ〜!”とやらかすわけです。当然中に残っていたお客と銀行員は必然的に人質になるという訳ですね。 ここから銀行に残っている銀行員、客、犯人の若者達によってドラマが演じられていきます。これがまた笑えるんです。 一方銀行の外では事件を知った警察が右往左往と大騒ぎ。パトカー、ヘリコプター、機動隊を総動員して銀行を取り囲みます。そして銀行の内側と外側で演じられるドラマを繋ぐのがテレビの生中継という これまたよくあるパターンな訳です。『スペーストラベラーズ』というのは子供から若者に圧倒的に人気のある未来派アニメのタイトル。犯人の一人がアニメ『スペーストラベラーズ』の熱狂的おたく。ひょんなことから、彼は中にいる自分や人質を『スペトラ』の登場人物に見たて”我々はスペーストラベラーズだ!”と警察に宣言しちゃうんです。 テレビで自分達の事件が大々的に生中継されている様子を見た犯人と人質達はあまりの大仰さに驚きあきれ、やがて自分達もこの宣言にのっかちゃうんです。そう、みんなが『スペトラ』のキャラクターになりきっちゃうんですよ〜。 まったく、この映画は真面目とギャグの両極端の様相を見せつつ進展し、笑わせながら一方で今の世相を皮肉っている・・・そんな風に受け取りました。三人の若者達の行き場のない哀しみがほろ苦くも感じられ、 ばかばかしくも後味のいい映画に仕上がっていました。 この監督なかなかやるね〜。 |
ゆうべ、「ドグマ」を観ました。マット・デイモンとベン・アフレックの天使コンビなんですけど、この2人の天使、悪い天使で、天国から追い出されてるんです。それを戻ろうとする。戻すまいとする。そんな話。 この2人の天使、悪い、っていっても、理由があって、それに、理解されない、っていうかわいそうなところがあって、なんだか「不良の子」って感じです。 私は、キリスト教、それも、カトリックについて、あまりよくしらないので、ちょっと難しいな、って感じるところも多々ありました。ラストで神様がでてくるんですけど、これがびっくり。@0@えーーー、神様って、こんなんだったの?!?!?!って、きっとおどろきますよ。それに、神様役の人は、今はやりの歌手。ものすごい皮肉がきいてて、笑いました。天使の羽が折れると血がでるのが、なんだかとってもリアルで、痛そうでした。 それにしても、ベン・アフレックって、悪い役はできない顔なんだな、って感心。この人が「パール・ハーバー」に出てるそうですけど、どんな役なのかな? |
街頭芸人の人形使いクレイグ・シュワルツ(ジョン・キューザック)は才能有るにも関わらずその才能を生かす場所がない。 ペットショップに勤め家にまでペットをもって帰り世話をしている妻ロッテ(キャメロン・ディアス)との夫婦仲も冷え切っ ている。 定職につこうと新聞の求人欄で「手先の器用な人求む」という広告を見つけ、 マンハッタンのマーティン・フレマー・オフィイスビルの、7と1/2階にあるレスター社へ そこの文書整理係りに就職する。その説明会で美しいOLマキシンに出会い一目惚れ マキシンには相手にされずオフィスに籠もってファイル整理していたクレイグはある日キャビネットの後ろに上から小さい蓋をかぶせたドアを見つける。 開いてみると何とそこには穴が・・・・ 興味を持ったクレイグが穴に入ってみると、突然奥に吸い込まれ明るい閃光が一瞬閃き、其処に意外な発見を・・・ それは俳優のジョン・マルコヴィッチの脳の中 マルコヴィッチになっているというのだ。これは単なる始まりに過ぎなくて この後の展開が色々と・・・・ ********************************************************************** 何とも不思議なというか、アイデアに富んだというか、変わった映画です。 何故ジョン・マルコヴィッチ? そう この俳優はビッグでは無いし小柄で その上頭は綺麗に禿げているし 顔は?でも演技力のせいかセクシーさも 有ったりして、気になる俳優では有りますよ。 因みに彼の出演作品 初めて観たのが『ある貴婦人の肖像』この時これは誰? と気になって・・・・ 『コン・エアー』『仮面の男』『ラウンダーズ』と観て ますね。 どれを取っても気になるというか存在感の有る俳優です。 で、この作品のこと 主人公のジョン・キューザックを冴えない人形使いに その妻の キャメロン・ディアスを地味でダサイ女性にしてるのが又面白い 二人とも人間以外の 物に没頭して、夫婦仲も上手くいっていない。 其処にキャリアウーマンのクールな女性ロッテが現れて、人とのふれあい というかコミニュケーションが希薄だった夫婦が他者との付き合いにはまっていく のです。 それもマルコヴィッチを介して・・・・ 7と1/2階や 愛する相手のことや マルコヴィッチになって人形使いで しばし成功したというので、ショーン・ペンやニューヨークタイムズの記者のインタービュー 等有ったりで 奇抜なアイデアには参りました。 後で知って残念なのは、ブラピとウィノナ・ライダーが何処かに出ていた そうで、それを見つけるのは至難の技だとか(;_;) う〜ん悔しい!! 先に知ってれば目を皿にして見つけたのに(^_^; このスパイク・ジョーンズ監督はコッポラの娘婿で、長編映画の監督としては これが初作品です。 |
ひょんな事から、来仏した日本の防衛庁長官のドライバーになってしまった タクシー運転手ダニエル(サミー・ナセリ) マフィア対策の視察に来仏した長官を、首脳会議の前に国交断絶を狙う 日本のヤクザに誘拐されてしまう。 スピード狂のダニエルと、運転音痴な刑事のコンビ それに刑事の 片思いの女刑事 ピザ配達人までが絡んでの大救出作戦を展開する。 ************************************************************************ 荒唐無稽でバカバカしいほど面白い映画。何も考えないでアハハと笑い飛ばし ながら観られる映画。 主人公はノー天気で、運転だけは人に負けない 純白の改造プジョーでぶっ 飛ばすんですから・・・ レース中のラリーを追い抜くほどのスピード狂(^0^) 飛んだり激突したりのカーチェイスもたっぷり ヤクザの車は三菱ランサー それも千葉ナンバーでパリの街中を走り回り、その上戦車部隊や空軍まで登場 ダニエルが腕を見込まれて運転するVIP警護用の“コブラ”これが空中を 飛んだりする所なんかは大笑い(^0^) 終盤の救出作戦では、パリ市街を舞台に壮絶なカーチェイスを見せてくれます。 余りのバカバカしさに笑いが止まらなかったり 兎に角肩が凝らない娯楽作品 で〜す(^0^) ストレス解消にはもってこいかも |
1930年代のシカゴ。 派手で目立ちたがり屋のエメット・レイ(ショーン・ペン)は 才能に恵まれたジプシー・ジャズのギタリスト シカゴのジャズクラブの人気者のエメットは、ジャンゴ・ラインハルトこそが 世界で一番才能が有り、自分は2番に上手い天才ギタリストと思っている。 しかしその演奏の素晴らしさとは裏腹に破滅的な人生を送っていた。ミュージシャンの 他に娼婦の元締めをやったり、女遊びにも目がなかった。 常々「女とは遊ぶが 女は必要ない」と 決して女に縛られない人生 それが本物のアーティストだと 信じていた。 ある日友人と二人海辺で、二人連れの女性をナンパし、コインの賭に負けて気に 染まない 口のきけないださい娘ハッティ(サマンサ・モンティ)とデートする羽目に。 いつもの遊びのつもりがハッティが彼に夢中になり行動を共にし、アメリカ中を 一緒に旅をするようになるうち、ハッティの純粋な心に触れ二人は徐々に理解 しあうようになる 同居して1年過ぎた頃 上流階級出の作家志望の美しい女性ブランチ(ユマ・サーマン) と知り合い ハッティを捨ててブランチと結婚する。自慢して連れ歩いた妻だが お互い派手好きな二人の夫婦関係はうまくいかなくなって その上野性的な男性 が好きな彼女はジャズ・クラブの用心棒と浮気を・・・ 裏切りと失意の中で、やっと自分に本当に必要だったのは、あの優しいハッティ だと分かりハッティを求めて、再びニュージャージーを訪ねるのだったが・・・・・ *************************************************************************** これは天才ジプシー・ジャズ・ギタリスト エメット・レイの伝記です。 と言うのは真っ赤な嘘 偽伝記なんです。ジャンゴ・ラインハルトは実在の ギタリストですが。 まことしやかに、エメットの憎めない人となりやエピソードを、監督の ウディ・アレンや、本物の音楽評論家等がドキュメンタリーさながらに証言するんです。 これが信憑性のある語りで、思わずそう言う人なのか〜と実在しないと分かって いながら納得したり(^0^)アハハ ダメ男を演じさせたらこの人の右に出る者はないショーン・ペン 今回も音楽以外は 自堕落でどうしょうもない男なんだけど、変わった趣味や、自信過剰なくせに 小心者という憎めない一面も見せて、やはり上手いんです。 ギターも猛特訓 したそうだけどそれなりに上手く弾いてました 音は別ですけど。 それとサマンサ・モートンがハンデを負った純粋な少女をとっても好演して ました。 食べるシーンが多いんだけど育ちが分かる少々下品な食べ方で、 でもそれが又可愛くて・・・・ ウディ・アレンは好きな監督ですが、時には理解しにくい映画も有る中で この映画は良く有るパターンのラブストーリーを、嫌みなく描けていて良かったと 思いました。 ジャズも結構聴かせてくれましたし・・・ 失ってみて、初めて失ったものの大切さを思い知らされる この主人公の 思いは誰しも経験あるのではないでしょうか。 えっ そんなの無い こりゃ 失礼しました(^^ゞ |
最高級車だけを鮮やかな手口で盗み去る、凄腕の自動車窃盗犯メンフィス(ニコラス・ケイジ)は自分に憧れる弟を心配して足を洗い、子供相手のレーシングカー 倶楽部の先生をしていた。 ある日メンフィスの前に昔の仲間が現れて、兄と同じ車窃盗犯の道をあゆんでいた弟がドジを踏んで巨大な組織から命を狙われているという。弟の命と引き替えに出された条件。それは4日以内に最高級車を50台盗み出すという無謀な条件なんだ。 メンフィス(ニコラス)を捕まえようと躍起になる刑事はどことなくイカリヤ 長助に似ている。とにかくニコラスが格好いい! スピードのある展開、最後の一台を早く納めないと弟の命が・・・ カーチェイスも見物ですよぅ。もうハラハラドキドキ、観ていてスカッ!する。 連休オサンドンでイライラの身体には 効くぅぅぅぅーーーー!! お薦めの作品です。 |
冬のある日、フランスの小さな村に謎めいた女性ヴィアンヌ(ビノシュ)が 娘を連れてやってきた。 親娘は村人が見たこともないような美味しそうなチョコレートで溢れた 店を開く 客の好みにぴったり合わせて勧められるチョコレートトに人々は虜に なってしまう カトリックの断食期間にも教義に反し村人はチョコレートトを 食べていた。 村の指導者(村長)のレノ伯爵はその事実を知り愕然となり、ヴィアンヌ親娘を 村から追放しようとする。 そんな折り、河にジプシーの舟が停泊する。 若く美しいジプシーの青年ルー(J・デップ)に、ヴィアンヌは同じ流れ者として 心惹かれるのだった。 ルーと協力して村は少しずつ変わっていく。 ヴィアンヌと心通じたアルマンド(ジュディ・デンチ)は自分の誕生パーティを開いて 欲しいと提案し、パーティを開くのだが、そのパーティィを見に来たレノ伯爵は 何とかしなければと・・・・一緒に来た妻に逃げられた夫は妻の楽しそうな 様子に思わず舟に放火してしまう。 長年娘と絶縁していたアルマンドは、娘とも和解し、眠ったまま静かに息を 引き取る その葬儀が続く中 河岸で舟が有った場所に佇むヴィアンヌは 村を出て行く決心をするのだが・・・・・・・ ********************************************************************** 物語は 村の秩序を重んじる伯爵とよそ者のヴィアンカとの対立 老いた母と娘の長年の葛藤 暴力夫とその妻 老いらくの恋 など 対立の図式が有り、でもそれぞれが チョコレートを介していい方向に いくんですよ。 言うなれば大人のおとぎ話とでも云いますか。 秘伝のレシピによるチョコレート。 それぞれの客の好みにピタリと合った チョコレートを勧める能力を持っているヴィアンヌ 凄いでしょ。 チョコレートの甘い香りが漂って、手際よく作られていくチョコレートの 数々 ひょっとしたらチョコレートが主役?なんちゃって 甘くて(これはチョコのせい?)、ほのぼのする映画です。 総てがいい 結末に行くのですから・・・ 私には少々物足りない感じのする映画でしたが(^0^) 冒頭とラストの「マイナー・スイング」と「キャラバン」この有名な ジャズナンバーをギター演奏してるのはジョニー・デップで〜す(*^^*) それと「巴里のアメリカ人」「リリー」など数多くのミュージカルに出ていた レスリー・キャロンが出ていたのには驚き!! ビデオで出演作は全部観たジョニー・デップ 映画館での初おめもじ やっぱりいいなぁ〜(*^^*) |
1973年 厳格な大学教授を母に持ち、弁護士を目指す成績優秀な15才の ウイリアム・ミラー(パトリック・フュジット)少年が、ロックにのめり込み学校新聞に 書いた記事を有名なロックライターに送って気にいられ仕事を貰うようになる。 ウイリアムの愛するバンド「スティルウォーター」のギタリスト ラッセル(ビリー・クラダップ)にバンドへの熱い思いを語ったので気に入られこのバンドの楽屋へ自由に出入り 出来るようになる。 サンデェゴの新聞記事を読んだ ローリング・ストーン誌から原稿依頼が来て、スティルウォーターのツアーに同行取材することに・・・ 母親に「電話は一日2回 麻薬はダメ」と、約束させられて取材ツアーが始まる。15才の少年がブレーク寸前のバンドツアーに同行して何を見 何を感じたでしょう・・・・ ********************************************************************* 家出した姉の残していった沢山のロック・アルバム 彼が手に取ったのは おお懐かしい サイモン&ガーファンクルじゃぁありませんか(^_^) 無理解のようで有りながら、彼がツアーに付いて行くことを許した母親 いい 親子関係なんですよ 母親役のフランシス・マクドーマンド゙がいいんですよ。 「ファーゴ」でアカデミー賞(主演女優賞)受賞した女優ですもの さすがです。 それに15才なのに自分を失なわないというこの少年 やっぱり優等生。 ロッカー達に群がるグルーピーの生態や その中の一人に淡い恋心を抱く主人公の 初々しさ その初々しい彼を 童貞狩りと称して・・・ ふふふ それにバンド゙も、一人に人気が集中すると、やはり面白くないと不満もでるん ですね。 楽屋でぎくしゃくしていても舞台に上がれば一体となって この 辺はやはりプロ そういうものなんだーと感心したり・・・ 一番印象に残ったシーンは ラスト近くギタリストのラッセルが、ツアー中一緒に居た ペニー・レイン(ケイト・ハドソン)を、NYで彼女が来るからと置いてきぼりにするんです ペニー・レインは自殺を図り未遂に終わるんだけど、それをウイリアムから聞いて謝りに 行こうとペニーに電話で住所を聞いて、その住所に出掛けてみれば・・・・ このシーン何故かぐっときて(;_;) ウイリアム少年の淡い恋心に目を輝かせた姿 私もあんな頃が有ったなー と 思うにはちょっと歳を取りすぎて(^_^; これは監督・脚本の、キャメロン・クロウの自伝だそうです。 それと、今年のアカデミー賞脚本賞受賞してます。 |
最近ツキに見放されてる運び屋のジェリー(ブラッド・ピット)は組織の命を受け、世にも美しいアンティークの拳銃“メキシカン”を受け取る為にメキシコに旅立つ。 その拳銃には「恋人達の仲を永遠に引き裂く」という呪われた伝説が語り継がれているという。メキシコに着いたジェリーは又々ドジを踏んで銃を奪われてしまう。一方、ジェリーと 訣別宣言をしてラスベガスに向かった恋人のサマンサ(J・ロバーツ)は、ジェリーが命令に背いてトンズラした場合の保険として組織が殺し屋を差し向け人質に取られる。更に追っ手をメキシコへと差し向けるが、銃を狙ってるのは実は彼らだけでは無かった・・・・ **************************************************************** 組織から抜けるとといったブラピが又組織の仕事をやるというので大喧嘩の ファーストシーン どうみても気の強い姉と、のんびりやの弟って感じで 恋人同士に見えないよ〜 それで二人を大喧嘩させて、別々に旅をさせるというのが、面白いと言えば 面白い所かも。 ドジってばかりのブラピの2枚目半ぶりが、ほ〜んと可愛いんですよ(*^^*) 一方 ジュリア・ロバーツを人質に取って旅をする、殺し屋のリロイ(ジェームズ・ガンド゙ルフィーニ) 屈強な見かけに寄らず繊細で、旅の途中で彼が ゲイだと解ってから、変に二人は意気投合してしまうところは結構笑えて 面白かった〜(^_^) ストーリーとしては、二人の愛のトラブルや、銃を巡るギャングの争いの動機も 希薄だし たいしたことは無いんだけど、まあブラピ&ロバーツ2大スターの 競演というのが目玉という感じの映画かな(^_^) 顔を見てるだけで満足という ブラピ&ロバーツのファンは別にしてファンでない人にとっては物足りない映画かもしれませんね。 えっ 私ですか? そりゃもー どアップのブルーの目に 吸い寄せられそうで・・・・(*^^*)フフフ うーーーむ、アメリカ人にうけるんだろうな、ああいうの。私も、おもしろかったですけど。 ストーリーは、ハッピーエンドで、いいんですが、ひとつ、ものすごいジョークが全体を流れてるんです。 登場人物に、主役の親友がでてくるんですけどね。主役は、白人。でも、身分の低い白人です。2人はおまわりさん。親友は、黒人です。その親友が、ある日勤務中にタバコを吸ってるんです。それも、空港の出入国のチェックのところで。「おまえ、こんなところでタバコ吸ってもいいのか?」「いいの、いいの。オレ黒人だから、なにやっ たって、OKなの。」っていって、タバコのけむりを白人たちにふきかけるんです。でも、みんなおこらないでガマンする・・・ さいごのさいごで、その黒人の親友は、 何も考えずに友達の身代わりになろうとするんですけど、 それも、「黒人だから」って助かっちゃう。 ものすごいアメリカ的なジョークでした。 でも、アホみたいだけど、なかなか心もあったまって、 いい映画です。もしよろしければ、みなさんも。^ ぷわら 2001.6.26
TOP上へ 「私が愛したギャングスター」99 イギリス・アイルランド監督:サディウス・オサリヴァン 出演:ケヴィン・スペイシー/リンダ・フィオレンティーノ ****************************************** 『バーティカル・リミット』2000 アメリカ監督:マーティン・キャンベル 出演:クリスト・オドネル/ビル・バクストン 写真家のピーターは、K2の山頂へ向かう直前の妹,アニーと3年ぶりに再会 するんだ。三年前、ロッククライミング中事故に合い、宙づりになった。この ままでは三人とも死んでしまう、父親はピーターに云う 「ナイフで綱を切れ、妹を死なせていいのか・・」 2人は3年前に遭った事故を境に、別々の道を歩んでいた。彼女は企業家のボーンらと共に出発するが雪崩に襲われる。幸いクレバスに落ち命は助かるが、その入口を岩で塞がれてしまった。 兄のピーターは救出隊を編成し、爆破用のニトロを背負って現場へ向かう無謀な計画を立てるんだ。クレパスに落ちてしまった場所って、いったいどうやって探すんだよぅ。 ハラハラドキドキしたのはね、救出隊を乗せたヘリが天候不良の岩場、 隊員たちが一人づつ岩場に飛び降りるんだ、思わず「しっかりー」 それに悪天候の世界最高峰K2だからね、危険が多すぎる、雪崩のシーンは迫力が あったよ、この映画に女性が二人出てくるんだけど、同じような顔をしていて アハ 混乱してしまった。一言で面白かった。 |
製作、脚本をてがけているのはあのロッキーのスタローンです。勿論彼も出演してます。そういえばここんとこ宣伝の為豪華な自家用ジェットで来日してワイドショーの話題になってましたね。 ま、そんなスタローンの造ったカーレースの世界で戦う男たちのアクション映画です。主役はポストブラピと言われてるキップ.パルデュー(ウ〜〜ン、チョットです)プレッシャーでスランプに陥った若手天才レーサーってとこかな。彼を立ち直らせる為に引退し静かな生活をしていたスタローンふんするジョーがレースの世界に呼び戻されます。 内容も単純明快なら名前もジョーだのジミーだの解りやす〜い!勿論そこには恋あり、男の友情あり・・それにしても10年程前アイルトン.セナが活躍していたころ鈴鹿サーキットまで見に出かけた 私め(思えないでしょ)パルデューが亡きセナに見えました。 (;_:)そんなこんなで映画は何時もならお休みタイムの午後10時からでしたがCGとドルビーサウンドのど迫力に興奮!たまには趣味の違った映画もいいかなってことです。 |
オーディションの日に母親が事故死してしまった少女。そのことで、バレエを捨て、離れて暮らしていた父のところに行くんだけど、それがスラム街。 学校は黒人ばかりというところ。そこで知り合った黒人少年との恋。そして、もう一度トゥシューズを履く彼女。。。は再びオーディションの舞台に立つ。 白人女性と黒人女性の恋に対する周囲の反応は、人種差別の壁の高さを表現していたし、少年の親友の不良少年の生き方と、スラムからはい上がりたい少年の対比も面白かった。そうそう、父親らしいことがしたい彼女の父親の姿も良かったなぁ。 |
1970年代、アメリカ裏社会に君臨した実在のジョージ・ユングの成功と挫折を描く。ジョージ(J・デップ)の父親は小さな会社を経営していたが行き詰まり倒産母親は何度も家出を繰り返す家庭だった。 こんな生活は嫌とジョージは、カリフォルニアに友人と移り住み、恋人になったスチュワーデスのバーバラ(フランカ・ポテンテ)に、マリフアナ販売の元締めデレックを紹介される スチュワデスにマリファナを運ばせるというケチな商売から始めるが、メキシコ産マリファナを現地調達 それを小型飛行機で運ぶという斬新な方法でやってのけ、商才を発揮していく 1972年、販売目的のマリファナを不法所持していた理由でジョージは逮捕され るがこの刑務所で出会ったディエゴの紹介で、コロンビアのコカイン生産と 販売を支配するカルテルのボス パブロ・エスコバルを紹介され、信頼されて アメリカ人デイラーとなる道が開けていく 70年代後半から80年代ジョージの提供するコカインはバブル期のアメリカ・ パーティ・ライフの気の利いた必需品として売れに売れる この時期の80% 以上がジョージのコカインルートを通じて持ち込まれたのだった。 この頃、恋人と死別したジョージは婚約者の居るマーサ(ペネロペ・クルス)に出会い 結婚する 金・名誉・権力・女 文字通り全米の裏社会のキングにまで登り詰めたジョージ しかし人生の歯車は何時までも巧くは噛み合ってはいかなかった・・・・ *************************************************************************** J・デップが実在の人物を演じるのは『エド・ウッド』映画監督 『フェイク』 FBI捜査官 『ラスエガスをやっつけろ』ジャーナリスト、今回のジョージ・ユングと 4作品になります。 所詮は裏社会のお話 どうせドンパチが多いのかと、でも違いましたね。 それなりに裏社会の元締めや売人達も出てきますが、この映画では 成功し 奈落の底に落ちて行く過程を J・デップが淡々ととっても好演していて、 かっこ良かった〜(*^^*) 家出を繰り返す冷たい母親と、仕事場にも子供を連れていくという優しい父親 刑務所に何度も入る息子を、悪いことは悪いと認めながらも、暖かい愛情を ずっと息子に注ぐ父親 この父親を演じていたレイ・リオッタもいいんですよ。 刑務所から、余命幾ばくもないという父親にテープに声を録音するシーンには、 思わず目頭が・・・・(;_;) 上昇と転落の人生を描いているけど、愛の物語と云ってもいいような・・・ 病死した若い時代の恋人のこと 成功してからの妻 彼の思い描いた妻には ほど遠く 刑務所に入ってる彼に離婚を言い渡し娘の親権も勝ち取った妻 折角手に入れた富も 家族も 総て失って初めて本当の愛に気付くのです。 ラストの、娘を想う彼の気持ちを表すシーンには涙を誘います。 成功して着ていたかっこいいスーツ(ラルフローレンのスーツだそうです)ラストの お腹の出た囚人服を着た中年の男 なんとこの落差(^_^; ひょっとしたら来年のアカデミー賞にノミネートされるんではとファンの私は期待 してます(*^^*) ファンの欲目かな(^0^)アハハ |
今日本当に久しぶりに映画館で映画を見てきました。 それも私、大のお気に入りニコラスケイジの「コレリ大尉のマンドリン」
おすぎの「この秋愛の奇跡に出会った」の宣伝文句ほどではないけど、
是非お勧めの秀作だと思います。 ニコラス・ケイジファンはもちろん必見ね(^_-)-☆ 第二次世界大戦下 イオニア海に浮かぶギリシャのケファロニア島での出 戦争 という悲劇の中で咲いた恋を中心に 戦争の悲惨さ・残虐さを描いています。その島 が牧歌的で美しく・そこで暮らす人々がのどかであるがだけに余計に戦争の残虐さが 浮き彫りにされるのです。 マンドリンを背中に背負って島へ進駐してきた陽気なイタ リア兵コレリ大尉と恋に落ちる島の娘ペラギア。でも戦争は容赦なく恋するふたりを 引き裂き、島の人々の生活をも壊してしまう。戦争が終わり、人々が落ち着いた頃新 たな悲劇が(@_@)黒柳徹子さんの宣伝文句通り 何回も泣けました。でも悲しいだけ では終わらないのでご安心を(^_^)ペラギア役の ペネロペ・クルスとても個性的で美 しい。新しいタイプの女優さんですね。 コレリ大尉役のニコラス・ケイジ、今までの映画とは少し違うキャラクターで新鮮で したが、マンドリンの演奏は苦手なのかなぁ(^^;; でも彼の歌が映画の中で聞けて ニコラスファンの私にはたまりませんでした。エン ディングに流れる 若手人気オペラ歌手ラッセル・ワトソンが歌う「ペラギアの歌」 これ 絶対にお勧めです。 |
さて今日は「ブリジット.ジョーンズの日記」を見に行ってきました。 今回は結構私好みで面白ろかったので感想を書かせていただきました。
ベストセラー小説を映画にした一つです。主人公はロンドンに住む32歳の独身OL 彼女の恋、仕事、ダイエット、ets
の悩みをコミカルに描いています。 ブリジット.ジョーンズを演じるレニー.ゼルウィガーは原作のイメージにを壊して はいけないと6キロも太ったそうですが やせなきゃいけなかったトム.ハンクスも 大変だったでしょうが太らなきゃいけない彼女も大変 とにかく俳優て大変! 二重あごでちょっぴりお腹がでて・・・ウ〜〜ンまさにその辺にいるOLさん オッ、我家にもいるいる。 さてお相手の一人は甘いマスクのヒュー.グラント 彼女の勤める出版社のプレイ ボーイ上司です そしてもう一人はバツイチ弁護士を演ずるコリン.ファース おやおやそういえば 二人とも「ノッテングヒルの恋人達」に出てたような。 こうして書くと三角関係のラブコメみたいですが違います。 独身の女性が持つ悩みや不安が痛いほど感じられ クスクス笑えるけど切ない。 それにしても独身女性の悩みは世界共通 我家の娘にも是非是非と薦めました。 花水木 2001.10.1 |