現在位置: ホーム(1)みんなのお薦めシネマ館(2) >みんなの部屋3

みんなの部屋

目次
(クリックすれば該当の項にすすみます)

ザ・ビーチ
ザ・ハリケーン
リプリー
ナインスゲート
キャラバン
娼婦ベロニカ
ダンサー イン ザ ダーク
マグノリア
郡上一揆
キッド
初恋いのきた道
レンブラントへの贈り物
ザ・カップ
グラディエーター
ペイ・フォワード
めぐり逢えたら
ミッション・トゥ・マーズ
Uー571
リメンバー・エイプリル
ムッソリーニとお茶を
ジャンヌダルク
リトルダンサー
ハンニバル
キャスト.アウェイ
スナッチ
ひかりのまち
クロスファイア
X−MEN


『ザ・ビーチ』(2000.米)

監督:ダニー・ボイル
出演:レオナルド・デカプリオ

(さといも)
アメリカ人バックパッカー、リチャード(デカプリオ)は冒険を求めてタイへ
やって来た。そこでスコットランド人のイカレタ男(ロバート・カーライル)
ダフィに伝説の楽園"ビーチ"の話を聞く。

だが、その翌日、ダフィはビーチへの地図を残して手首を切って死んでいた。
リチャードはその地図に「今まで体験したことのない何か」を感じた。

知り合ったフランス人カップル、エチエンヌとフランソワーズを誘い
楽園の島"ビーチ"を探す旅へ出る。

****************************************************

デカプリオを観たのはタイタニック以来、逞しくなった彼がそこにいた。
評判はイマイチと聞いていたが、快調なテンポと意外性に満ちたストーリー
の展開は、久しぶりに私を画面にくぎずけにしてくれた。

白い砂浜とエメラルドグリーンの"ビーチ"は美しく楽園そのもの、だが、
その楽園に惨劇が起きた。

サメに襲われ重症を負った仲間、苦しんでいる仲間を見捨てるという
むごたらしい場面、自分を失ってイカレたリチャードのデカプリオ
退屈な日常生活を逃れて見つけた楽園って、いったいなんだったんだろう。
************************************************************

(スターダスト) 
まあ結論からいうと、凄くいいよって程では無いけど
 そこそこ楽しめました(^_^)

 所詮楽園といっても、それを守る為の狂気じみた
 規律が有ったり、抗争や嫉妬も有りと 主人公が
 夢見た楽園とはほど遠いものだったんですよね。

 目の前に広がる美しい海も、サメとの闘いでも有るし
 サメに襲われてただひたすら死を待つだけの仲間を
 涙流しながら安楽死させるシーンなど、デカ・プリオも
 中々いい演技してたと思うよ。 

 思ったより肉も削ぎ落としたようだったし、もっと
 ぶとってるかと思ったけど・・・(^0^)

 それに顔が歳のせいか役のせいか、大分精悍になって
 いいじゃない でしたね。

 狂気のロバート・カーライル出番は少ないけど
 さすがでしたね。 前にも言った「フル・モンティ」で
 初めて観た彼だけど、ご贔屓なんですよ (+o+)アチャー

 お得意のウトウト一瞬芸が無かったということは
 面白く観たと云うことでしょうね。(^_^)

 スターダスト、(2000.11.20)さといも 2000.10.27 TOP上へ


『ザ・ハリケーン』(1999年・米) 監督:ノーマン・ジュイソン
出演:デンゼル・ワシントン/ヴィセラス・レオン・シャノン

1966年にキャリアの絶頂にありながら、殺人罪の罪で、
終身刑を言い渡されたボクサー、
ルービン・カーター。無罪を勝ち取るまで戦い続けた実在の人物をデンゼル・ワシントンが演じる。
彼はこの作品で、今年度アカデミー賞主演男優賞候補となったが、
「アメリカン・ビューティー」のケビン・スペイシーに主演男優賞を
受賞。
***********************************************************************
(ぷわら)
私「ハリケーン」って、デンゼル・ワシントンの
ボクシングの映画だろう、って思ってたんです。
ところがどっこい!
まあ、たしかにボクサーだし、ボクシングシーンもあるけど、
そしてボクシングに重要な意味がありますけど、
でも、もっともっと深い意味のある、映画でした。

「アメリカン・ビューティー」は、病んでるアメリカを
描いたとすれば、「ハリケーン」も、アメリカの
最も大きな、そして、最も都合の悪い部分を描いたのかも
しれません。
「ハリケーン」と「アメリカン・ビューティー」を
見比べたら、うーーーん、私は「ハリケーン」に
アカデミー賞をとらせたかったな。
見終わった時、とってもさわやかに大泣きしてました。

なーんて、めずらしく大マジメなぷわらに
なっちゃいました。

 2000.11.16
************************************************************ ((たこぼうP)
 
おいら、「レズラ(死から蘇ったもの)とルービン(息子を見よ!)の出会いは、
『死から蘇った息子を見よ!」』いう意味になるね」って判決前の2人の会話、好きです。

「ザ・ハリケーン」は事実に基づいた映画だったよね。
やっぱり事実が人に与えるインパクトって強いよ。
おいらも、涙しました。

ぷわら たこぼうP 2000.11.20 TOP上へ


『リプリー』(99アメリカ)

監督 脚本:アンソニー・ミンゲラ
出演:マット・デイモン/グウィネス・パルトロウ/ジュード・ロウ

1958年ニューヨーク 上流社会が集うガーデンパーティで、トム・リプリー(マット・ディモン)は
造船業界大物ハーバート・グリーンリーフと出会った。ピアノ伴奏に雇われたトムが着ていた
借り物のジャケットがプリンストン大学のジャケットだったから「56年卒業なら
息子と一緒だ」と声をかけられたのだった。

雑多なアルバイトで生活している貧しいリプリーは真実を言えず知り合いだと
咄嗟に嘘をついてしまう。 グリンリーフはイタリアに行ったまま帰国しない
息子を報酬1000ドルで連れ戻して欲しいと申し出る。

ディッキーがモダンジャズのファンだと知ったトムは調子をあわせるべくレコード
を漁って知識を仕入れ一等船客の乗客になる。 船で知り合った名家の令嬢に
自分はディッキー・グリーンリーフだと名乗る それがのちに自分自身への
危険な罠になるのだが・・・・・・

作家の卵マージ(グウィネス・パルトロウ)と同棲しているディッキーに偶然を装って
近づき、二人の家に招待されてそこでイタリアに来た目的を話す 帰国する意志
のないディッキーは嫌な顔をするがトムがジャズ・ファンで有るのを知り態度を一変
行きつけのジャズ・クラブへトムを誘うのだった。

ステージに飛び入りして陽気にはしゃぐディッキーの姿に見とれるトム 自分の
思うままに生き、横柄な態度さえもトムには魅力に思えてくるのだった  
それゆえアメリカへ戻らないで経費を使ってしまおうというディッキーの言葉に
彼は従ってしまう

セイリングを楽しみ、ベニス旅行やコルティナでのスキーの計画に思いをはせる
日々。イタリアの太陽のもと、トムは、みじめな現実を忘れさせてくれる夢の
生活に酔いしれた。 しかし彼とディッキーは、所詮違う世界の住人だった。 

それにディッキーは移り気で何時も傍を離れないリプリーにうんざり 邪魔者
扱いされたリプリーはコルティナ行きの計画からも外されたのを知る ボートで
沖合に出た時に、自分のお金でイタリアに戻って一緒に住もうと云う申し出も
断られ思わずオールで彼を・・・・

********************************************************************** 

ストーリー長くて申し訳ございません(^^ゞ 

あの名作『太陽がいっぱい』とは別の作品として観ようとするのだがどうしても
比較してしまうんですよね。

アラン・ドロンの悪の香を漂わす美貌 これがデイモンには無いんですよね。
貧しいリプリーが、美貌もお金も 何より自由な人生を手にしてる太陽のよう
なディッキーに憧れる気持ちはよ〜く分かるんだけど

それを強調するための配役だとしても いいものを着てもやっぱりぱっと
しないよー それにこの主人公の余りに計画性が無くて場当たり的な行動や 
それで得意なのは嘘をつくでしょ  必死でサインを練習していたドロンと
えらい違いや 

人も羨む生活に憧れて、彼に成り代わる為に彼を殺してというのも少々有るん
だろうけど どう見ても彼がホモセクシュァルで、想いを寄せている彼に
冷たくされた為の殺人という風に描かれてる感じで・・・・・・  
思い詰めた目でジュード・ロウを見つめても アハハハって感じで あ、デイモン
ファンの方ごめんなさい(^^ゞ 
 
それと ラストもやはりその線で(ホモセクシュアル)終わっておるんであります(?_?)
 
ジュード・ロウの、ワルがかった美貌が素晴らしい!! 好みは別としてね。
この映画ミステリーとして観る映画では有りませんね。

えっ お薦め映画になってない? アハハハすみません  期待はずれでござり
ました。(^^ゞ
 
ジュード・ロウ&マット・デイモン ファンの方はどうぞ(^_^)ヘヘヘヘ

★スターダスト。・∴・。゜☆ 2001.1.4 TOP上へ

********************************************************
(のぞみ)
かの有名なアランドロン「太陽がいっぱい」の
印象が強すぎるせいか、いまひとつ物足りなく
感じた「リプリー」でした。

貧しい青年トム・リプリー(ディモン)が太陽のように光り輝く大金持ちの放蕩息子
ディッキー(ロウ)にあこがれ、愛を求めるが故に暴走していく。

前作が犯罪サスペンス映画なら「リプリー」はホモセクシャルを全面に出した
青春ドラマでした。

ディッキー役のジュード・ロウは美しく最高のはまり役ですね。
彼が私の身近にいたら、愛の愛を得るためなら人生
狂ったってかまわないと思うほど(オオゲサカナ)

リプリー役のマット・ディモン野暮ったくて冴えない青年が物語が進むにつれて
洗練されて顔つきまで変わっていく。ディッキーに迫るリプリーの気持ち悪さ
これは、演技力?はたまた??でしょうか?

美しいイタリアの風景を舞台に繰り広げられる美男美女の愛憎劇、
「太陽がいっぱい」と見比べるのもおもしろいですよ。

ラストシーン あれはなに?
物足りないと、言いつつ 皆さんの感想をぜひ伺いたい〜〜

   そんな気分の のぞみです

のぞみ 2000.12.23 TOP上へ



『ナインスゲート』(99年.スペイン.フランス)

監督 脚本:ロマン・ポランスキー
出演:ジョニー・デップ/エマニュエル・セニエ

悪魔教の研究者である出版社社長のバルカン(フランク・ランジェラ)から
依頼を受け、どんな本でも探し出すブック・ハンター、ディーン・
コルソ(J・デップ)が呼び出された。

バルカンの注文というのは既に自分が一冊所有する「ナインスゲート」の
残り2冊を何としても手に入れること。 その本こそ恐るべき悪魔召還の
書であり3冊揃えることで本来の目的が達成するというのだ。

早速バルカンのコレクター仲間テルファーを訪れるが彼は自殺した
後だった。 此処から残り2冊の本を求めて トレド(スオエイン)
シントラ(ポルトガル)パリと本探しの巡礼が始まるが、何故か挿し絵の
部分が切り取られ、本の所有者は殺されるのだった。

********************************************************

この手の映画(オカルト)好きの人なら早い時期に犯人はアレだなと・・・
それとコルソに付き纏う謎の美女は? ハハハ〜ンとピンと来ることでしょう

スペイン、ポルトガル パリ の都市の情景がとっても幻想的で美しかったですね。
悪魔の書 とか魔女伝説 など日本人には余り馴染めないけど、こういった
題材の映画や本がアメリカには結構多いんですよね。

オカルトや ジョニー・デップが今一という方には面白くないかも・・・
謎の美女になる エマニュエル・セニェが妖しい魅力で、この女優
ポランスキー監督の奥さんだそうです。

私は、ビデオになるの待った甲斐が有ったな〜 というのが感想かな(^_^)
9番目の扉にJ・デップについて行きたいよー(~o~)ホヘ

★スターダスト。・∴・。゜☆

      ********************************************************  
(さといも)
どんな本でも探し出すブック・ハンター、ディーン・コルソ(J・デップ)
最初はデップが何所に出てるんやー と、いうほど野暮ったい風体の男で、
ハゲタカのような嫌な奴なんだ、デップもよーやるねー ははははー

どっこい、それがデップとわかってからは見かたがちーと違ってくる
あたしもいい加減な映画の観方をしてるなぁ、映画を見る前は、オカルトって

聞いていたけどデップが出るならそれもいい、なぁ〜んて観たんだ、
オカルトらしきものもチョコットあったような、
流石サスペンス仕立ては展開も早い、俳優よし、内容よしで面白い映画だった。

★ターダスト。・∴・。゜☆ さといも 2001..4. TOP上へ



『キャラバン』
1999年仏=ネパアール=英=スイス=/ギャガ・コミュケーションズ

監督:エリック・ヴァリ
出演:ジェリン・ロンドゥップ/カルマ・ワンギャル

ヒマラヤ山中の小さな村に暮らす人々は、厳しい冬を越すために塩と麦とを交換する、
過酷なキャラバンを行っていた。ティンレは長老として長年キャラバンを率い、
信頼を集めていたが、後継者と考えていた長男を事故で亡くしてしまう。

ティンレは孫に期待を寄せるが、指揮を取るには幼すぎた。
そんな中、亡き長男の親友カルマがキャラバンの準備を進めていた。
だがティンレとカルマは正面から対立してしまい・・・・。

******************************************************

エリック・ヴァリ監督(仏)は、スティル写真家でもあり、ネパールに
17年間住んでいて、「セブン・イヤーズ・イン・チベット」でヒマラヤでの
ユニット・ディ レクターを担当した人だそうです。

ヒマラヤの大自然とラマ僧のマントラ(お経の合唱みたいなもの)とが
マッチして、とても素晴らしかったです。

エリック・ヴァリ監督、スティル写真家と言う事で、もっと緻密な画面
構成になるのかなと思ってましたが、まあ、そんな神経質ではなく

大自然の中で暮す彼等達への、敬虔なる愛情が溢れている、
澄みきった作品でした。

2001.1.6 タンマ TOP上へ



『娼婦ベロニカ』(98米)

監督:マーシャル・ハースコビッチ
出演;キャサリーン・マコーマック/ルーファス・シーウェル

16世紀のベニスの実在人物を描いたもの。
家柄が低いことを理由に、恋人から結婚を断られた、16歳の少女が、
高級娼婦(CALL GIRL)になって、
世間を見返そうと志し、才色兼備、文武両道のトップレディーになる。

ベニスの全ての高官と関係を持ち、国の秘密にも通じ、国の命運を左右する立場になる。
しかしペストの蔓延に際して、いけにを要求する民衆から

魔女として追求をうける。魔女裁判の法廷で、彼女は
「売春行為で、誰を騙したこともなく、そそのかしたことも無い。

お金のやり取りは、純粋な契約行為であって、道徳的に悪いこととは思わない」と主張する。
また、買ってくれた全ての人と誠意を持って接したことを主張し、

陪審の多くの(買った経験がある)高官、からその誠意を肯定されて、
裁判に勝ち、無罪放免、という話。

********************************************************

16世紀のベニスの雰囲気が感じられる映像美があって、推薦出来る作品。
彼女を侮辱した男性と、剣で決闘する場面が、すさまじく、印象深い。

普通の女性が、剣を取って戦うということを、想像すると、その勇気に感心する。
この映画のテーマは、「あの時代に、自由に生きた女性」、です。

「自由に生きたい女性は、結婚してはいけない、娼婦になるべきである。
娼婦こそ、自由な女性が、選ぶべき、職業である。」と、この映画は、主張しています。

小林哲夫 2001.1.14 TOP上へ

*********************************************************
(スターダスト)
16世紀(1583年)のベニスが舞台のドラマ 因みに
『恋に落ちたシェクスピア』は1593年これも16世紀イギリスが舞台でしたね。
この「恋に落ちたシェクスピア」と同じ制作者が姉妹編として制作した作品です。

当時のイタリアでは持参金のない娘には恵まれた結婚も出世の道も
閉ざされていて、結婚は出来ないまでも、特権階級の男性と唯一
接触できて大金が手に入るのは高級娼婦(コーティザン)だったそうです。

高い教養や礼儀作法も仕込まれて娼婦といえども素敵な女性に
なっていくんですよ。 この主人公も好きな貴族との結婚も持参金

無い故に諦めて、昔高級娼婦で有った母の手引きで娼婦に そして
魅力的なレディになっていくんです。 日本の花魁と似た所有るね。

驚いたのは高級娼婦は自宅で客を取るんですよー
私はラストの宗教裁判のシーンが印象的だったな〜

魔女として処刑したいベロニカに私怨を持っているマフィオ
それに対して堂々と毅然とした態度で真実を語るベロニカ
此処が一番良かったよ〜  
  
このベロニカは実在の人物で、彼女の自伝をもとに脚本が書かれた。
彼女の詩は、イタリアの文学史にも残る素晴らしい詩だったそうです。

その後恋してやまなかったマルコと最後まで添い遂げて、身よりのない
元娼婦の面倒もみたという、中々立派な女性だったのですね。
                      
それでマルコ役のルーファス・シーウェル 最近似た顔見たような
そうなんです 北条時宗に出てる渡辺謙に眼の大きさ色は
違うけど アハハハハ アタリマエヤー 似てるんだな〜

映像は中々素敵でしたよ 作品は?まあ良かった てとこかな
『エリザベス』の方が私はよかったような(^^ゞ

歴史に疎い私 16世紀の歴史をちょっぴり勉強した気分 ふふ

スターダスト 2001.1.24 TOP


『ダンサー・イン・ザ・ダーク』2000.デンマーク/松竹=アスミック

監督・脚本:ラース・フォン・トリア
出演:ビョーク/カトリーヌ・ドヌーブ/デビット・モース

監督はラース・フォン・トリアーなる人 主演と音楽が話題のビョークです。

時代は60年代 アメリカの田舎にチェコからやってきたセルマはやさしい友人
や親切な警官夫婦に暖かく見守られ つつましく息子と二人で暮らしています。

自分もその病からほとんど視力を失っているのですが息子も手術を受けないと失
明するという そのため必死で働いています。

ところがあと少しでそのお金が貯まるという時に信頼していた人に
盗まれてしまいます。
そしてそして・・・ラストはちょっと悲惨です。(ーー;)

話しのスジはドラマチックでもなんでもありません。
でもこれがミュージカル仕立てなんですよ。
ミュージカルというと楽しいものを想像しますが これはちょっと違います。

ミュージカルが大好きなセルマが工場の機械の音とか 列車のゴトゴト動く音か
ら入りこむ空想の世界 それが彼女の大好きなミュージカルの世界です。

ビョークという人、その音楽、歌声 初めて知りました。
アイスランド生まれとかですが不思議な魅力にはまりました。

見てから半月もしてから感想というのも変ですが 2.3日前に見てきたという娘
とまたまたビョークで盛り上っちゃって・・・

それにしても改めて感想を書くのは難しいですね。
 
花水木 2001.1.14 TOP上へ

**************************************************

(ちぇりいぴんく) 
ダンサー・イン・ザ・ダークを再考してみて  

この映画を最初に観た時はとても重くて、
映画の結末では観客の中には号泣している人もいたほどです。

しかし、現在考えてみると、
「上手く観客を取り込んだ計算ずくめの映画だ。」と思います。

この映画の中で描かれている「一見、非現実的な」、
およそ自分とは縁がないと考えられる設定での
二つのメインテーマ、
「母親が注ぐ無償の愛」、

そして「真と偽」について敢えて再考してみました。
まず、前者ですが、主人公は「無垢な女性」を演じています。
「聖母のイメージ」ですね。

彼女はその「イメージ」を演じ「イメージ」の中で最期を遂げます。
それは誰もがなりたいが「完璧な聖母」になれないからこそ、

「共感」とは違って「理想像」に「共鳴」しながら自己投影してるとも考えられないでしょうか?
スターの役者さんと同じ空間を過ごしているに似ているわけですね。

さて、次に後者ですが、
「真と偽」とは永遠のテーマですね。
私はこのストーリーの中に、「心情倫理」と「責任倫理」の二律背反性を観ます。

主人公は裁判で「真実」を述べようとしません。
しかし、まわりの親しい人間はそれを知っている。

「自分の意志に忠実であるが故の嘘」
「天の裁き」と「法の裁き」は必ずしも一致しません。
だからこそ観た後に、「スッキリしない気味悪さ」が残るのですね。

「正義」はいつも「正義」とはあり得ないのを現在生きている、
私達は常日頃見ているからです。
これが、ハリウッド映画によく出てくるような「敏腕弁護士」が突然現れて

彼女を死刑から免れさせないからこそ、
この映画の意図する罠に私達ははまってしまうのです。

「ツボ」押さえたある種の「エンターテイメント映画」だと私は思うのですが・・
ビョークはこの映画に出演する際、「死刑反対」の意味合いもあって
出演を決めたとも言われています。

しかし現実に「死刑」は古来より世界中で行われています。
それは「死」を持ってでもしないと「被害者の家族、親近者」が、
「感情」の部分で納得できないからです。

それでも「被害者という人格、故人との共通の思い出」は
残された者の心の中に生きつづけてはいくのですが。

人間が人間である以上、その「矛盾」からは決して解き放たれないのです。
それでも「視力」は彼女の「生きた証」の「息子」の中に生きつづけます。

ちぇりぃぴんく 2001.3.20 TOP上へ



『マグノリア』(99 アメリカ)
 
監督:ポール・トーマス・アンダーソン
  出演:トム・クルーズ/ジュリアン・ムーア

 それぞれのエピソードの集まり故 ストーリーはやめて(実は上手く書け
 ない)  その代わり登場人物紹介を。

◎フランク・T・J・マッキー(トム・クルーズ)
 “誘惑してねじ伏せろ”と名づけた本とビデオで女の誘惑方法を伝授する
 セミナーを開いて持てない男達の救世主として人気を博してる。

◎アール・パートリッジ
 テレビプロデューサー 長寿クイズ番組「チビッコと勝負」を手がけたが
 今は末期ガンで死を待つばかり マッキーの父親 妻と息子(マッキー)を捨てた男

◎フィル・パルマー
 アールの献身的な看護人 アールに頼まれて今はマッキーと名乗ってる
 ジャック(トム・クルーズ)を探している

◎リンダ・パートリッジ
 アールの年の離れた妻 金目当てで結婚するが今は愛情が湧いてきたとか・・・

◎ジミー・ゲイター
 クイズ番組「チビッコと勝負」の司会者 癌で余命いくばくもないと宣告された
 ばかり

◎クローディア・W・ゲイター
 ジミー・ゲーターの娘 家を出て一人暮らしてる コカイン中毒

◎ジム・カークリング
 クローディアに一目惚れする警官

◎ドニー・スミス
 昔クイズ天才少年といわれたが、今はただのアホ。

◎スタンリー・スペクター
 今 クイズ天才少年といわれてる 突然答えを拒否し 子供チームは負ける

 他に スペクターの父親  黒人少年ディクソン 
 LA郊外、サン・フェルナンド・バレーに住む以上の人たちに訪れた1日
 
 
***************************************************************

 何とも忙しいというか、目まぐるしいというか複数の主人公のエピソードを
 同時進行で次から次へと速いテンポで描く。 その画面展開の速いこと 
 ちょっとよそ見をしょうものならもう次の人物の話に・・・・ で、あれれれ

 知り合いの知り合いは知り合いだったつぅわけで 何処かに繋がりが
 あるんですよー (?_?)
 
 プロローグの、偶然に過ぎない事件という3つの話 これは笑えます。
 それと トム・クルーズの熱演と  最後にお出ましの蛙チャン こりゃ又
 ケロケロケロ ゲロゲロ ゲゲッ!! 

 少々疲れるけど、まあ風変わりな映画で面白かったです。 でも疲れたー
 トム・クルーズ以外の登場人物が余り魅力的でなかったのも残念だったなー
 
 お薦めですかって? う〜ん トム・クルーズの熱演と 風変わりな映画
 なら観たいわと仰るお方はどうぞ(^_^)  

★スターダスト。・∴・。゜☆ 2001.1.10 TOP上へ



『郡上一揆』(2000日本)

監督;神山征二郎
出演;緒形直人、前田吟、篠田三郎、加藤剛、永島敏行、林隆三

1755年、郡上八幡(岐阜県)でおきた一揆を、歴史に忠実に描いたもの。
60年安保の時に学生だった人が、今迄その思いを持ち続けて、作ったような映画で、
お年寄り向けか?白土三平のカムイ伝の世界というべきか?

例えばタイタニックのような、ハリウッドものと比較すると、
娯楽要素の少なさに日本的まじめさを感ずる。

主人公の細君が、当時では有り得ない美人で、お分かれ場面に、
キスシーンが見れるのが、観客サービスといえる程度。

歴史考証は相当に正確で、まれに食べれる白米を、
鍋の煮込み料理一品だけのおかずで、うまいうまいと食べるところが、印象的。

主人公の家は、なかなか豪壮なもので、今はやりの「田舎ぐらし」がしたい人が見れば、
理想的なものである。すなわち、一揆というものを、
困窮農民の捨て鉢の暴動と理解していた人がいたら、その考えの訂正を必要とする。

江戸時代の民衆を、圧政に苦しめられた、悲惨な人々というイメージで、
理解している人が多いが、現実はそれほど悲惨なものではなかった、と私は読んだ。

主人公は読み書きが出来る、つまり教育を受けるだけの時間的な余裕を持った人たちであり、
この程度に豊かな環境でのプロテストであった。

この映画のテーマは、「虐げられた農民の反抗」であるから、私のこのような読み方は、
映画の意図に反するということになるのだがーーー。
(このような別の読み方が出きる点が、歴史考証が正確だといえる証拠です。)

この映画から分かる重要なことは、一揆というものが、無秩序な民衆暴動ではなく、
秩序だった、政治的抗議の様式だったことである。この一揆でも、
暴動自体では死者は出ていない。

数百人の百姓の群れを数十人の役人が制圧に出向いて、乱闘になり、
それでも死者が出ないのだから、民衆の側に秩序の感覚が行き渡っていることが伺える。

最終的に、10人前後の処刑の犠牲が出るが、一方郡上藩はお取り潰しとされ、
法の公平は貫徹する。処刑された人は、覚悟の上の行動であったから、
罪刑法定主義の原則の内であった。

これを考えると、安保闘争で死者が出たこと、赤軍派の無差別テロなど、
江戸時代農民の知的レベルの高さの再認識が必要。

小林 哲夫 2001.1.18 TOP上へ



『キッド』

ブルース・ウィルスの「ザ・キッド」を観ました。
・・・といっても飛行機のなかで、

英語に中国語の字幕という過酷な状況で。^−^;
ブルース・ウィルス扮する冷血バリバリの
ビジネスマンの前にいきなり
8歳の自分が出て来て、大混乱。

8歳の自分が、「なーんだ、自分の40歳になった姿ってこんなの?
結婚もしてなくて、犬も飼ってなくて、飛行機の
免許もとってない。ただシゴトしてるだけ。

ぼくって、こんなおとなになっちゃうの?」って言うんです。
で、自分の子供の頃の夢を取り戻し、そしたら、さらに20年後の自分とであって、
その自分は、自家用飛行機に家族と犬と一緒に
乗り込むところ。
めでたし、めでたし。

こう書くと、なんだか単純なんだけど、自分のこどものころをもう一度のぞいたりして、
自分を見詰め直して、なかなか感動シーン満載でした。

もう、号泣しちゃって、スチュワードのおっちゃんに、
大丈夫?なんて笑いながらきかれました。
はずかしー。

でも、いい映画でした。
まだご覧になってない方は、ぜひ!^0^

ぷわら 2001.1.23 TOP上へ



初恋のきた道

映画館;ブンカムラ・ル シネマ
監督;張 芸謀・(チャン イ モウ)
ヒロイン;章子怡・(チャン ツウ・イー)

とにかく人気のある映画で、満席のことが多かった。私は2回断られた。
今回は朝11時半の回には入れず、1時半にようやく入れた。
若い女性が多いのも特徴。

北京の北、約150k、長城の外に豊寧という町がある。そこからさらに、
半日ほど歩いてたどり着く、山(草原状)の中の小さな村。

そこに初めて来た若い先生に、恋をした村娘の話。恋の時代は1958年でカラー。
映画は2000年の現代、先生の葬式の問題から始まって、この部分は白黒で描かれる。

ストーリーは、徹底的にヒロインの立場で展開。恋も、女性の一途な思いが
、先生に通じて、添い遂げるという、純愛物。

先生の通る道端に毎日、身を潜めて、待っている、
というような一途さである。
(この道が、表題の意味で、その自然の景色は、すばらしく美しい。

しかし中国語の原題は、「私の父・母」。)
政治的理由で、町に連れ去られた先生の帰りを、吹雪の
野原に立ち尽くして、(約

束したわけでもないのに)何日も待っていて、ついに倒れてしまう。
先生はそれを知って、彼女と結婚することとし、その後60歳過ぎまで、
この寒村の小さな学校で、教え続けて、一生を終える。

「むかし娘」=「今、母親」である、ヒロインは、先生の棺を、思い出の道を通って、
人間が担いで、弔うことを主張する。若者がいない過疎の村で、それは不可能と思われたが、

教え子が100人以上集まって、実現する。
娘の一念が先生に通じる場面と母親の無理難題の葬式が実現するところの、
二つの山場がある。

私の周囲で見ていた若い女性は、全てこの場面でハンカチを出して、
涙を拭いていた。

この事で分かったことは、中国文化が日本人に理解可能になった、
つまり共通の感覚が育ったということでした。

もう一つは、これは女性向けの映画のようだ、ということ。
女性が主人公で、その場面が90%近くも占める、ということを言っているのではない。

女性を描いたものは、男性が見るためのもの、というのが従来の文化である。(ヌードが良い例)
このような一途な女性が男性にとっての理想だ!という見方もあるけれど、
私はこれは、女性が、「我」を通す話、と捉えました。

小林哲夫 2001.29 TOP上へ

************************************************************

(たこぼうP)
 父の急死の報せを受けて帰省したユーシェン。母は古式に則って町の病院から父の遺体を村まで担いで運ぼうと言っている。村長に説得するように言われたユーシェンだったが、母の一途な姿を見て、村の語り種になっている40年前、若き日の父母の恋物語に思いをはせる。

町からきた青年教師に一目で恋した村娘ディは、思いを言葉にする代わりに心を込めて料理を作った。青年教師はしかし町に戻らなければならなくなる。12月8日までには戻ると言って旅立った彼。ディはその日吹雪の 中で彼を待つが彼は戻ってこず、

彼女は病床に伏すことになる。村からの報せを受けた青年教師はとる物もとりあえず村に戻る…が、このためにその後、2年間町を出ることができなくなる。

ユーシュンは、「この父がやってきた道を母は一緒に歩きたいのだろう」と思い、大金を払って36人の担ぎ手を集めてくれるように村長に頼む。しかし、その日、父の教え子という100人が集まって担がせてくれと言い、誰もお金を受け取ることはなかった。

師範学校を出ながら、教師にならなかったユーシュン。母のため、父のため、帰る日の朝、1時間の授業を持つ、それは父の最初の授業の話だった。

米中合作映画で、2000年ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作品です。
結構面白かったよ。

たこぼうP 2001.4.2 TOP上へ



『レンブラントへの贈り物』

監督:シャルル・マトン
出演:クラウス・マリア・ブランダウアー

今日はフランス映画「レンブラントの贈り物」を見てきました。
監督は画家でもあり彫刻家でもあるシャルル.マトン。

レンブラントを演じているのはオーストリアの宮廷俳優でもあり大学教授でもあ
るクラウス.マリア.ブランダウアーというかた。

この人がまた本当に実在したレンブラントにそっくりです。

美しく若くしてこの世を去る妻サスキア、幼い息子の乳母ヘルティア、若い家政
婦ヘンドリッキエ・・・三人の女性から愛とすばらしいインスピレーションをも
らった天才画家の伝記映画でした。

17Cのオランダの街並み、室内、衣装の再現・・・そして映画の中には有名な
「夜警」をはじめ20展あまりの作品も見られ また映画全体も絵画のようでし
た。
レンブラントとはこう言う人だったのか、とかはよ〜くわかったのですが
筋的、映画的にはいまいちなのかも・・・・(-_-;)

花水木 01/01/31 TOP上へ



『ザ・カップ 夢のアンテナ』

監督;ケンツエ・ノルブ
主人公の少年僧「ウゲン」;ジャムヤン・ロウドウ
映画館;渋谷ブンカ村―ルシネマ

珍しいブータンの映画なので、ブータンの景色が見れると思ったのだが、
実は映画の舞台は北インド。
監督俳優制作がブータンということと分かった。

私にとっては、奇想天外な映画であった。チベット仏教寺院の少年僧が
サッカーのワールドカップ(1998年・フランス)を、
テレビの衛星中継で見る為に大騒ぎする話。

北インド;ダラムサラ近郊のチベット仏教寺院は、
チベットから亡命してきた僧侶達の寺である。

その僧院があるこの村では、テレビは、集まって、有料でみるような貴重品である。
それをサッカーに夢中な修行中の僧が、僧院を抜け出して、こっそり見に行く。

ところが試合に興奮して大騒ぎしたために、追い出される。
そこでテレビをレンタルして、僧院で見たいと、院長の許可をえる。
しかしレンタル料が不足して、亡命してきたばかりの少年が
大切にしている時計を担保にして補う。

ところがその不足分の金繰りの当てが無くて、心配になり、
サッカーを見るどころではなくなる。
といういたずら坊主の優しい心ねのストーリー。

これはチベット仏教を弾圧している中国政府に対する、婉曲な批判の映画と、
私は捉えました。直接の中国批判は無く、また中国から文句を言われるような
言動は巧みに避けた、高度の風刺映画である。

物質文明の点ではもっとも遅れた国の、精神的にはもっとも洗練された政治的映画をみて、
その奇妙な取り合わせに、感心しました。

批判が込められていると言いましたが、しかし映画の内容の中には、
悪い人は一切見られず、対立も一切無い、平和そのものの心が伝わって来ます。

最後に、先生から、「おまえは商売が下手だから、いい僧侶になる」と少年が誉められる、
言葉は我が意を得たり、という気持ちでした。
このような映画ですので、ストーリーを紹介するには、苦労しました。

小林 哲夫 2001.2.2 TOP上へ



『グラディエーター』(2000 アメリカ)
監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ/ホアキン・フェニックス

古代ローマを舞台にした歴史スペクタル

西暦180年 大ローマ帝国
偉大な時の皇帝マルクス・アウレリウスは、全幅の信頼を置いている
アエリウス・マキシマス将軍(ラッセル・クロウ)を次期皇帝にと思いマキシマス
にそれを告げる。

アウレリウス皇帝は、息子コモドゥスに 残酷ではあるが伝えなければ
ならないと 次期皇帝はお前ではなくマキシマス将軍を考えてると告げた。
皇帝への野心を砕かれたコモドゥスは、父皇帝を殺す。

コモドゥスは側近達を使い、自分にとって最も邪魔な存在のマキシマス将軍を
抹殺するよう命令する。

絶対絶命の場を間一髪で切り抜け、瀕死の状態で遠い地で待つ妻子の元へ馬で
駆けつけたマキシマスが目にしたものは 無惨に殺された妻子の姿だった。
自らの手で妻と子の亡骸を埋めその傍に伏し続けた。

彼が次に目を覚ました時は、奴隷商人の元へ野獣や黒人などを売りに行く檻の
中だった。 奴隷市場で 剣闘士(グラディエーター)奴隷として 剣闘士を養成する
奴隷商人プロキシモに買われていった。

ローマの中心に偉容を誇る巨大コロシアム そこで繰り広げられる剣闘士達の
壮絶な死闘は、ローマ市民にとって最高の娯楽であり、コモドウス皇帝に
とっても民衆の支持を得る最大の場でもあった。

民衆から英雄と迎えられている仮面の剣闘士マキシマスの前に皇帝が近づき
名を尋ねると「私はグラディエーター」と・・・ 仮面を脱いだ剣闘士の顔を見て、
処刑した筈のマキシマスが其処にいると、コモドウス皇帝は慄然とする。

コモドウス皇帝は、民衆の支持を得るため、しかしマキシマスとの宿命に
怯えながらも卑劣な手を使って、民衆の見てるコロシアムでマキシマスと

決闘する が この時こそ息子を失った親として、妻を失った夫として、
マキシマスが皇帝への復讐を新たに決意した瞬間だった・・・・・

  **********************************************************

見応えの有る映画でした。 

血なまぐさい戦場にあって中心の指揮をとる 強くて冷静沈着 寡黙な将軍
マキシマス ラッセル・クロウはまさに適役 その存在感には圧倒されます。

自分の信念に懸ける男を演じさせたら、クロウに敵う者はいない な〜んてね。
「インサイダー」で体重を増やしたクロウ この役の為に16キロも減量した
そうで、凄い役者根性!!

古代ローマを舞台にした映画と言えば 昔観た「ベンハー」や他にも多く有り
ますが、すっかり忘れ去って、だから余計強烈な印象を受けたのでしょうね。

この時代は、奴隷や囚人が見せ物として死を賭して闘う 言い換えれば
殺し合いをし それを観て民衆は興奮し強いグラデイエーターは英雄と
して、もてはやされるという野蛮な時代だったのですね。

人間対人間の闘いだけじゃなく、猛獣相手にも闘うんです。 この映画でも
虎と闘うシーンは凄く迫力有りましたよ。 

憎々しい皇帝になる ホアキン・フェニックスの会心の演技も見逃せません。

こういう大スペクタル映画は大型画面で観たかったなー と少々残念です。 

 ★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.2.7 TOP上へ

******************************************************
(小林哲夫)
グラディエーター(GLADIATOR;剣闘士)

剣闘士=MAXIMUS;RUSSEL CROWE
監督;リドリー・スコット

私が映画を見たいと思う動機は、その時代の雰囲気に浸って、
別の世界で生きているような気持ちになりたい、
という要素が大きいのです。

この観点から、娼婦ベロニカ、エリザベス、郡上一揆、王妃マルゴ等は合格です。
テレビドラマでも同じで、藤沢周平の清左衛門残日録など最高でした。
大河ドラマは熱心に見ていますが、去年の徳川三代は、面白かったのですが、

今年の時宗はいまいちです。それはロケに使える鎌倉時代の建物が無いからです。
映画では、「秦の始皇帝」等は、建物がうそっぽくて、いまいちでした。

その点このグラディエーターは、素晴らしいものでした。
西洋映画の恵まれている点は、1000年前の建物が残っていることです。
ローマのコロセウムの圧倒的な迫力を現代の我々が感じることが出来るというのは、

驚くべきことだと、思います。遺跡をそのまま使うというのではなくて、CGで加工して、
見せてくれるところが、ハリウッド映画のすごいところです。

つぎにこの映画の背景にある政治思想について、考えてみます。
これは民主主義、君主制、について現代にもあてはまる、体制批判を含んでいます。
民主主義は衆愚政治となり、君主制はきままな独裁になる、と批判し、

元老制を望ましいと結論しているようですが、グラックスの頼りない描き方からすると、
あまり望みを持っているようには見えません。この監督は相当にニヒルな人と見ました。

剣闘士が戦う所をみて楽しむという、どうしようもない民衆の残酷さと、その民衆を味方につけなければ、
何事も出来ない、という民主主義の構造は、現代も同じだと、私も思っております。

この野蛮な娯楽の問題を、独裁者の問題と理解するのは間違いで、
人間の根源的残酷さの問題と理解すべきと、思いました。
なぜならばこのような惨酷な映画を我々も楽しんでいるのですから。

小林哲夫 2001.2.13 TOP上へ


『ペイ・フォワード(可能の王国)』2000.米/ワーナー・ブラザース

監督:ミミ・レダー
出演:ケビン・スペイシー
ヘレン・ハント/ハーレイ・ジョエル・オスメント

今日「ペイ フォワード」見てきました
アカデミー賞受賞者達の競演 見事です
女姓の監督 ミミ・レダー
「自分の手で世界を変える」いわば愛の
ねずみ講
受けた親切を3人の別の人に贈る
美しい心を描く映画 そこから何かを汲み
取れれば映画は成功と言えるのでしょうね
結末はちょっと以外 見てのお楽しみ

毎日5時間をかけたと言うケビン スペイシーの
メイクはお見事としか言いようが有りません

ハーレイ ジョエル オスメントは言うに及ばず
ヘレン ハントとの競演は凄い
アメリカでは一部から冷ややかな目で見られ
興行的には厳しいものだったそうです
私の好きな映画の中に入りそうです

 かよこ 2001.2.9 TOP上へ



『めぐり逢えたら』

BSで「めぐり逢えたら」を
見ました トム・ハンクス メグ・ライアン共演の
ラブコメディでしたが
メグ・ライアンは チャーミングですね

劇中劇で ケリ・グラント デボラ・カーの
「めぐりあい」のシーンが何度も流れ 見ている女性達が

涙にくれたり ストーリーを思い出しただけで
また 涙ぐんだり この映画を 意識して作られた

ようで タイトルからして おかしいですよね
結構笑える場面もある 楽しい映画でした。

因みに 「めぐりあい」は見たかどうか 記憶に
ないです(^^ゞ かっては ケリー・グラントの ファンだった
はずなのですが・・

     春 蘭 2001.2.7 TOP上へ



『ミッション・トゥ・マーズ』

ゆうべ、ミッション・トゥ・マーズを観ました。
・・・といっても、ながら族で観てたんですけど。^−^;

ティム・ロビンスとゲイリー・シニーズが出てました。
それだけで、なんだか深い映画かな?って思うでしょ。
ところがどっこい、ほんとの娯楽SFでした。

ストーリーは、半分くらいまでは、「つまんなーい」って
思ってましたけど、最後のほうは、けっこう引き込まれて
観ました。
でもまあ、SFって、わかんないことを想像で作ってるから、
どうしてもあの程度の想像力しかでないかな?って
思いました。

ところで、ティム・ロビンスって、いろんな映画にでますね。
「ショーシャンクの空に」を観たら、すごく演技はで、マジメそう
だけど、「オースティン・パワーズ・デラックス」にも出てて、
なんか可笑しかったし、そして、こんなSFにも。
いろんなことするのが好きなんだろうな。
この人、「デッドマン・ウォーキング」の監督さんでしょ。
その時の主演女優さんが奥さんなんですよね。
えーと、なんて人でしたっけ?
すごく年上のおくさんなんですよね。

ゲイリー・シニーズは、この映画では、ずいぶん出世したもんだ、
って思いました。
この人、貴重な脇役ですよね。

・・・というわけで、よかったのか、わるかったのか、というと、
いっぺんぐらい観てもいいかも、って映画でした。

ぷわら 2001.2.10 TOP上へ



『U−571』

U−571を観ました。

潜水艦の映画っていうと、「眼下の敵」を思い出しますね。
クルト・ユルゲンスとロバート・ミッチャム。
クルト・ユルゲンスのかっこよかったこと!

いや、そーぢゃなくて・・・
U-571は、マシュー・マコノヒーの映画でした。

マシュー・マコノヒーといえば、私は「評決の時」の
弁護士さんのイメージで、優秀ないい人って感じでしたが、
こんどの役は、ちょっと違って、もっと人間味があります。

優秀で、欠点がないような人より、弱味がある人のほうが
なんとなく親しみがありますよね。

そのちょっぴりできの悪いマシューさんが、
だんだん成長していって、最後にはすごくいい艦長さんになるんです。
いいですねー。

それにしても、戦争映画は、「なんで戦争なんかするんだろ。」って
悲しくなりますね。
とってもいい映画だったと思います。
みなさんもぜひ。

ぷわら 2001.2.12 TOP上へ



『リメンバー・エイプリル』
「リメンバー・エイプリル」ごらんになりましたか?
これもまた、かわいいですよ。

じつは、これも戦争映画なんです。
真珠湾攻撃のちょっとあと。
舞台はカリフォルニア。

のどかな街に、ひとりの日本兵が漂着して
ひそんでいます。
ひそんだ場所が4人のかわいい男の子たちの「基地」。

男の子たちは、はじめは日本兵をみつけた手柄を
どうやって自慢しようかワクワクして、
戦争ごっこでもりあがりますが、
だんだん日本兵と心がかよってきて・・・

それにくわえて、日系人が強制収容される話もでてきます。
男の子たちの中のひとりが日系人で、強制収容されるんですが、
その別れがとてもせつなく、悲しい・・・

共演者に、「ベスト・キッド」のミヤギさん役の
パット・モリタさんが出てましたが、あの人、
いい役者さんですね。

これもまた、いい映画でした。

ぷわら 2001.2.12 TOP上へ



『ムッソリーニとお茶を』

「ムッソリーにとお茶を」は 私好みの映画でした(^。^)
主演女優人は みなさんかなりのお歳のようですが
とても個性的かつ魅力てきでした。

戦時下の異国(イタリア)で過ごす イギリスレディ達は
どんな環境におかれても イギリス流を くずさない
がんこさが こっけいで可愛い!おばさまたちでした。

元英国大使の未亡人が かっての夫の特権を利用して 
外国人の保護を ムッソリーニに直訴に行き 

一緒にお茶を飲んで 約束をとりつけるのですが 
そんな約束は もちろん反古にされてしまうのです。

さまざまなエピソードがあるのですが 
うまくまとめられませんので この辺で・・・

春蘭 2001.2.21 TOP上へ



『ジャンヌダルク』

監督;Luc Besson

ジャンヌダルクは、フランスを救った英雄ですが、その英雄を火あぶりにしてしまったということを、
どう弁解するかがフランス人にとって、落着かない問題です。

この映画もその一つの解釈を提案しています。
ジャンヌダルクは、「フランスを救え!」と神のお告げを受けた、と自称したのだが、

神が戦争(殺人)を命令するということが有り得るだろうか?という発想の映画である。
従ってこの映画は宗教劇に分類される。

この映画の主張は、ジャンヌダルクは自分の聞きたいと思ったことを聞き、
それを神の名を使って実行し、殺人の罪を犯し、その罪を神に責任転嫁したという意味で、
神を冒涜しており、火炙りの刑に該当する、というものです。

戦争における殺人も認めない、という思想は、まことに現代の思想であって、
この点で、この映画は1431年の時代再現ではありません。現代の価値観をもって

過去を裁くという、無理が感じられますが、このような無理は、
未来に対して、意味があると思いました。

伝説や神話の映画化は、現実に有り得ないような現象を如何に現代人に、
もっともらしく見せるか、という点がポイントになります。

背景の自然や建物を出来るだけ忠実に再現しようとするのも、そのためで、
この映画の時代考証もなかなかのものと感じました。
またジャンヌダルクの奇跡を当時の人々がどのように信じたのか?

信じなかったのか?という点もリアルに描けていた、と思いました。
結論として、宗教に関心のない人にはあまり面白くない映画だと思いました。

小林哲夫 2001.2.21 TOP上へ



『リトル・ダンサー』

「リトル・ダンサー」を見てきました。

「男の子がバレエ・ダンサーになりたいだとぉ!」と炭坑ストライキで失業中のパパは猛反対。
パパは「男はボクシングやフットボールで強い男になるもんだ」という持論の人。

でも、ビリーを虜にしたのは、"クラシック・バレエ"。バレエの先生だけがビリーの才能を信じていた。
女の子に混じって練習するのはとっても恥ずかしかったけど、それでもビリーは風呂場でも
学校へ通う道路でも休むことなく練習を重ねていく。

でも、家族の大事なお金をバレエなんかに
つぎ込んでいることがパパにばれてしまい、レッスンにも行けなくなってしまう。
 
しかし、バレエの先生は、ビリーの才能を失いたくないと、パパには内緒で
無償の個人レッスンをしてくれる。

先生と衝突しながらもメキメキと上達していくビリー。
 ストライキが長引き、町中が暗く沈んでいる夜、友人と体育館に忍び込んだビリー。
それをパパが見とがめる。

そんなパパの前でバレエへの情熱をぶつけるかのように踊ってみせるビリー。
 息子の才能に初めて気づいたパパが、息子の夢を叶えるために固めた決意とは…
いやあ、とっても良かったよ。パパの姿についつい涙しちゃったよ。

たこぼうP 2001.2.24 TOP上へ



『ハンニバル』

むふふふ。
観てきました。「ハンニバル」
そうなんです、せっかくだから、私の「彼氏」である、
レクター博士に会ってきました。^0^

まあほんと、おっそろしい映画でした。
おそろしいし、気持ち悪かった・・・。
「羊たちの沈黙」より、気味の悪さ度100倍でした。

こんどのクラリスは、やっぱりアタマのよさそうな、
ほっそりした美人でしたが、私は、どうしてもクラリスといえば

ジョディー・フォスターしか考えられず、
うーーーん、この映画、ジョディー・フォスターに

出演を断られた段階でつくるのやめときゃよかったのに、って
思いました。

「羊たち・・・」でのクラリスは、レクターにも愛され、
部長にも愛されてる、すてきな女性でしたが、
今回、その部長もいない。
部長との関係もけっこういい感じだっただけに、残念でした。

その代わり(?)ゲーリー・オールドマンがでてました。
でも、彼の持ち味は、あんまり出てなかったかな。
もっといい味だせるのに。

そして、結局この映画は題名が「ハンニバル」というだけに、
レクター博士のひとり勝ち、っていう感じでした。
考えられないくらい残忍なレクター博士なのに、

どーしてあんなに色っぽいんだろ???
もしかしたら、人間の心の奥に潜む「何か」がそそられる?

NYのタクシーは、屋根に広告を乗せているものが
けっこうあるんですが、その看板で、「ハンニバル」のは

レクター博士がにらんでて、コワイというか、不気味というか。
そういうのが街を走ってるって、オモシロイですね。

ラスト近くは、もう、正視できないくらいで、
目を覆ってましたら、会場から「ぎょえー!」て声があがったり
してました。

みなさま、いらっしゃるときは、覚悟がいりますぞ。

ああ、でも、やっぱりレクターさん、ステキー。

ぷわら^−^;2001.3.2 TOP上へ



「キャスト.アウェイ」(米/UIP)
 
監督  ロバート.ゼメキス
 主演  トム.ハンクス/ヘレン.ハント

黒猫さんとか飛脚さんとか言った 時間が勝負の宅急便が仕事の主人公。 
突然の飛行機事故で助かったとはいえ 今までの生活とはまったく違う
何もない無人島での生活 筋は単純ですが見所はいっぱいです。

ココナッツ一つ割ろうにも一苦労 まして飲み水 食べ物ときたら・・・
そして次は孤独との戦いです。

もう見ていて 彼がけがをする度に身体のあちこちが痛く、
次は心が切なくって・・ほとんどセリフは独り言。

それにしてもトム.ハンクス 25キロスリムになったとか。
その姿みるだけでもいいかな。

う〜ん、でも3度目のアカデミー賞はいかがでしょうかねぇ。

花水木 2001.3.4 

**************************************************
(のぞみ)
「キャストアウェイ」見てきました。
花水木さんのお奨めどおり
筋は単純ですが見所はいっぱいですね。

役作りで一年間で25キロの減量したという
トム・ハンクス 劇中ぷよぷよお腹が一変して
すっきりスリムになっているのはお見事(@_@)

無人島での一人の孤独より、文明生活に生還して
人に囲まれた中での空しさ・孤独の方が人間にとって
耐え難いというのは悲しいね。

トム・ハンクスと共のもうひとり(?)の出演者の
ウィルソン君が人気急上昇だそうです。

生還してからのパーティであふれるほどの残った
食べ物に悲しそうにする主人公・・・・
う〜む 私達も飽食の時代に毒されている。

今日の教訓
「物は大切にしましょうね」

のぞみ 2001.3.11 



『スナッチ』2000 イギリス

監督・脚本:ガイ・リッチー
出演:ブラッド・ピット/ベネチオ・デル・トロ
 
ベルギーのアントワープの宝石商から強奪した86カラットのダイヤを巡っ
て、ロンドンの裏社会に生きるワル共が熾烈な争奪戦を展開するお話

あれこれ書くより登場人物紹介した方が面白そうなので
宝石商を襲った強盗団の一人はギャンブルに目がない強盗(ベネチオ・デル・トロ)
ダイヤをニューヨークのボスに届けるはずだったが・・・

ニューヨークに住むロンドン嫌いのボス 元KGBのインチキ武器商人 ユダヤ
人に憧れる宝石商ニューヨークのボスの従兄弟 冷徹非情な養豚業者兼ノミ屋 

非合法ボクシングのプロモーターと相棒 6発の弾を撃ち込まれても死ななかったと
いう伝説的な不死身のトニー 丸い物ならすぐ食べてしまう食い意地の張った犬

まだ他にも居るけど割愛 これらの人物がダイヤの争奪戦を展開する 
何を言ってるのか分からないマザコンの流浪民ボクサーミッキー(ブラッド・ピット)

ミッキーは相手を倒してはいけない八百長試合なのに相手を倒し、ノミ屋のボスは
カンカン。プロモーターを慌てさせる  
一体主役はダレ? ハイみんなが主役 さて最後に嗤うのは誰でしょう 

*************************************************************************

クライム(犯罪 悪)コメディとでも言うのでしょうか、面白かったですねー
登場人物がみなクセ者(人相も)10人を越す癖の有る登場人物が入り乱れて
ストーリーの展開は超早いし、もう目まぐるしい展開で あれよあれよの内に
THE END  

ダイヤに関係なかったワルもそれを知って、いかにダイヤを横取り
するかで右往左往 何処か抜けてるワル達で、笑いを誘うんですよー

知ってる俳優といえば、ブラピとベネチオ・デル・トロぐらいだから、役名知らなくても
顔を見れば と言うわけにいかず 面白いけど話の展開に追いつくのに必死(^0^)

ベネチオ・デル・トロは今回のアカデミー助演男優賞にノミネートされてます(この映画
ではないですが)

この映画でも養豚業者が、死体を豚に喰わせろというくだりが有るけど、飢えた豚
って怖いんですね ハンニバルでも豚に・・・ こちらは死体じゃなかったけどゲゲッ

思いっきり汚いのかと思っていたブラピ そうでもなかった 愛嬌有って
可愛かった〜 ねー花水木さ〜ん  相変わらずの素晴らしい上半身(*^^*)
 
音楽も既成の音楽を使ってるんだけど、結構いいのりで 愛妻のマドンナの
歌もちゃ〜んと入れるなんて ガイさんもやるねー(*^^*)

人物整理に追われるものの、面白い映画でした〜 私の好みだからかもね(^_-)
前作「ロック、ストック&トゥ・スモーキング・バレルズ」に劣らない作品
だったよ

      ★スターダスト。・∴・。゜☆ 2001.3.18 



『ひかりのまち』(1999 イギリス)

監督:マイケル・ウインターボトム
出演:ジナ・マッキー/シャリー・ヘンダーソン

最初はストーリーのテンポが遅くてイライラするんですが、
終わりの方は一度に色々なことが起きて、アララッて感じでした。

ある英国の家族の日常生活なんですが、画面のあちらこちらに「病める国」のイメージが出てきます。独立して別々に暮らす、三姉妹と家出した息子、そして、倦怠期の壮年の夫婦が元の家族。よくある英国の心理が錯綜する映画なんですが、次女の出産を機に再び、家族が歩み寄る

「気配」というところで終わっています。その次女が陣痛になるちょっと前に、ご主人が(たぶん入籍はしてない)自信がなくなって、バイクで家出してまちを走ってる時に事故で病院に運ばれる。

出産後に同じ病院で車椅子に乗ってるふたりが、廊下で偶然遭い、彼女の腕には生まれたての女の子が抱かれている。結局は元のさやに収まるのですが、彼女の臨月での一言に「隠喩」があります。

「昨日の夢でね、私は舞台の上に上がって出産するの。でも生まれてきたのは魚だつた
の。「魚」はキリスト教圏では、遠い意味合いではキリストを表すことがあります。
「犠牲」「奉仕」とかですね。そうやってバラバラになっていた家族がお互いを思いあう結果になりました。

と、いうストーリーでした。私はやっばり大がかりなハリウッド映画は苦手なんです。

ちぇりぃぴんく 2001 3.19 



『クロスファイア』(2000 日本)

監督:金子修介
出演:矢田亜希子/伊藤英明/原田龍二

念力(?)で、なんでも燃やしちゃう能力をもった 女の子の話です。
矢田亜紀子主演。かわいいですね、彼女。 昔の和久井映見ちゃんみたい。
これは人気がでるかも。

桃井かおりがとっても味のある演技してました。 それにしても、この映画、まあそこそこ おもしろかったんですけど、 話のはこびがやや冗長で、 「日本映画って、どうしてこうなんだろうなぁ?」 って思いました。 超能力をもつ人って、タイヘンだよなぁ、っていう 感想をもつ映画でした。 退屈なとき、こんなんどうですか?っていう映画です。
ぷわら 2001.3.19 



『X−MEN』(2000 アメリカ)

監督:ブライアン・シン
出演:ヒュー・ジャック

X-MENもみたんです。 たまたま超能力者のものがかさなりました。 前半1時間ほどは、正直いって、退屈で 居眠りしました。^−^; でも、1時間してからは、なかなかおもしろくって すっかり

目がさめました。 ストームって役の女の人、バービー人形みたいに きれいで、かっこよかったですよ。 冷気の霧をふきだす能力をもってるんです。

あと、目からものすごい光線を出すので、 いっつも真っ黒なサングラスをかけてる人、
とってもハンサムで、メガネが惜しい。

ほかには、手から刃物が飛び出す人がいて、 その人が主役なんですけど、 「シザーハンズ」が強くなったみたいで、 ジョニー・デップがなつかしくなりました。 そういう超能力ヒーロー軍団の隊長(?!)役は、 2代目のスタートレックの艦長役の人。

あの、アタマがつるつるのひとで、しぶくってすてきでした。
まあ、これはアメリカのコミックから 映画にしたものだそうですけど、 おもしろかったです。^−^

ぷわら 2001 3.19 


現在位置: ホーム(1)みんなのお薦めシネマ館(2) >みんなの部屋3