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みんなの部屋

目次
(クリックすれば該当の項にすすみます)

アナライズ・ミー
バッファロー'66
グリーンマイル
アメリカン・ビューティー
マーシャル・ロー
イグジステンズ
オール アバウト マイ マザー ポーラX
アイズ・ワイド・シャット
運動靴と赤い金魚
ギルバート・グレイプ
バスケットボール・ダイアリーズ
太陽と月に背いて
オネーギンの恋文
エリン・ブロコビッチ
インサイダー
ベルベット・ゴールドマイン
フェイク
エド・ウッド
ロック・ストック&トゥースモーキング・バレルズ
将軍の娘 エリザベス・キャンベル
年下の人
サイダーハウス・ルール
M:i-2 ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ
シックス・センス
12モンキーズ
ノイズ
ロスト・サン
スリ-ピー・ホロウ
ワンダー・ボーイズ
アメリカン・ヒストリーX
パトリオット
ダンサー



仕切り線  

『アナライズ・ミー』(99米) 
 
 監督:ハロルド・ライミス  出演ロバート・デ・ニーロ/ビリー・クリスタル
  マフィアのボスデ゙・ニーロ)が、精神分析治療を受けるという笑えるストーリー

 このボス 分析医に感銘を受けて付きまとう為に、医師の生活はメチャメチャに
 兎に角、結婚式や大事な時にボスの命を受けた部下が医者の呼び出しに
 現れて台無しにしてしまうんだから..... でも愛すべきこのボスは
 分析医のお陰でマフィアの世界から足を洗うことが出来てメデタシメデタシ。
 
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 最近のデ・ニーロは、以前のような凄みの有るギャングとは縁遠く
 「ジャッキー・ブラウン」では刑期を終えてすっかりしょぼくれたボスだったし
 この映画では父親の跡目を継いでるものの、目の前で父親が殺されるのを
 助けられなかったのが何時までも心のしこりになって悩みまくるんです。
 
 精神分析医役のビリー・クリスタルは今回のアカデミー賞の司会をした俳優 
 半ば脅しながらのカウンセリングを受けるシーンも思わず笑ってしまいましたね。
 
 それにしてもデ・ニーロの情けない泣き顔 ほんと直ぐ泣くんですよ〜
 アハハハ です。 落ち込んだ時には是非ご覧になっては如何(^_^)
 えっ! そんな気分の時に笑えない(@_@)  そりゃ重症や〜(^0^)
 
 
 スターダスト
                

『バッファロー'66』(98米)
 
 監督:ヴィンセント・ギャロ  出演 ヴィンセント・ギャロ/クリスナ・リッチ
  
 5年の刑期を終え自由の身になったビリー(ギャロ) 母親に見栄をはって嘘
 ばかり云って、妻を連れていくと言った手前、妻の振りをさせようと
 少女を脅して その少女を連れて故郷に帰る。
 
 彼には、服役する原因を作った男に復讐をするという計画が有った。
 
 
==============================================
      
 PARCOや、トヨタのCMでお馴染みのヴィンセント・ギャロ。  彼は
 俳優だけでなく、モデル、ミュージシャン、ライター としての経歴を持つ変わり種
 今や若者に絶大の人気で、もう若くない次女の薦めでドンナカナ〜と観ました。

 単館上映のこの映画 異例のロング・ヒットを続けた話題作です。 
 さといもさんのレンタルビデオベスト20にも入ってますね。(^_^)

 結構面白かった〜(^_^) この作品 監督、脚本、主演と彼自身で、やはり
 自分の個性を知り抜いているから、顔のアップ゚にしても中々個性的で良かった
 ですね。
 
 気が小さい癖に虚勢を張ってばかりの主人公が、脅して連れて回るレイラの
 優しさにふれて、だんだん変わっていく様子もいいし、ラストシーンが
 中々いいんですよ。 
 
 それに動きの少ない映像も何となく絵画的な美しさが有りましたね。
 それにしても出てるはずのミッキー・ローク どのシーンに出てたのだ〜(^_^;
 
 ちょっと風変わりな映画なので、皆さんの好みに合うかどうか
 自信ないですが・・・
 
 
スターダスト(2000.4.11)「TOP上へ」

仕切り線

『グリーンマイル』

今日「グリーン マイル」見てきました
3時間以上の長〜い 長〜い映画でした良かったって? 
確かにアカデミー賞の作品賞に選ばれた作品だし

見応えはありましたでも私の好みの映画では無かったなあ
SFとまでも言えないけど
あの手のものは実はとっても苦手

弱虫かもしれませんね (^_^) 思わず目をつむってしまうシーンがあって
辛かったわあアカデミー狙いなんて言われているのは

「さもありなん」って 思っちゃった でも周りの人たちは皆さん
ハンカチで涙していました 私全然  

なんでかなあ (^_^) なんの感想にもなってなくてごめんなさい
 m(..)m 一応ノミネートされた作品は見る予定ですからこれから
「インサイダー」「アメリカン ビューティ」期待大です
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「ショーシャンクの空に」の監督フランク・ダラボン
原作スティーブン・キングの黄金コンビ

刑務所看守が出会った一人の死刑囚との不思議な
体験を描いたドラマ。

    かよこ(2000.4.14) 「TOP上へ」

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(スターダスト)
結論から云うと良かったー  コーフィの持つ不思議な能力
これはちぃとうーん?だけど、そこはスティーブン・キングの
原作といえばそうかなで・・・・・

同じ監督と作家 このコンビの「シーシャンクの空に」は正統派
だったけど、グリーンマイルの方がキングらしい作品という感じが
しましたね。

コーフイの冤罪を確信しながらもどうにもならない心の葛藤・・・・
トム・ハンクスが良かったー  他の看守役の俳優も暖かくて、其処に一人ご多分に漏れず
悪いのがいてと、その辺はまあストーリー的には当然か?

あのネズミのミスター・ジングル 99%実物のネズミだそうで
役者やのー(@_@) 

それと死刑執行の際に、被害者の家族やその関係者? それに陪審員も居たのか?
 結構立会人が多いので驚いたけど、実際の所どうなんでしょうね
感動を呼ぶファンタジー作品だと思った次第であります ハイ

★・。・。☆・゚・。・゚ スターダスト2001.1.6  TOP上へ

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(小林哲夫)
前半部分は、死刑執行の場面が、物凄いリアリズムで描写されていて、
こんな映画のどこが面白いのか?と思いながら見た。

電気を通じやすくするために、頭に、ぬらしたスポンジをのせることになっている。
死刑囚を苦しめようと、故意にぬらさなかったため、苦しみもがいて、
焼け死ぬ場面まで、克明に、しかも長時間描かれるのだから、たまらんーーー。

しかしそれでも後編を見たくなるように筋書きが仕組まれていて、私は最後まで見てしまった。
後半部分で、徐々にテーマが、現れてくる。
超能力を持った黒人死刑囚は、無実であることが、主人公の死刑執行人に分かってくる。

超能力を通じて知り得た、無実であるという証拠は、裁判に役には立たないし、
執行人には再審を請求する権限は無い。

一方死刑囚本人は、このような醜い世界には、もう生きていたくない、という。
愛情を利用して、人を傷付けるような人間が存在する、この世にもう生きていたくない、
というのが、世界に向けてのプロテストである。

スイッチをいれる直前の、「最後に言い残すことはないか?」という形どうりの質問に、
「生まれてきて、すみませんでした」、と答える場面が、クライマックス。

エピローグで、我々人間はすべて、電気椅子に向かって、グリーンマイルを歩いている、
死刑囚に過ぎないことが、説明され、この映画は全ての人間の無常を描いた、
奥深いものであったことが、ようやく分かる。

死刑執行場面のどぎついアメリカ的な始まりが、東洋的無常感で終るところが、
この映画の現代的な要素と言うべきでしょうか?

「人間は死刑を宣告された、囚人である。」という命題は、ここを出発点にして、
多くのことが分かってくるので、私は賛成です。

しかし死刑という制度ほど、残酷な物はない、と思うので、
制度そのものには大反対です。

この映画は婉曲な死刑制度反対の表現かもしれないのですが、
それでも1930年代にはこのような無神経な方法での執行が、
普通に行われていたことを知ると、人間の野蛮さを救いの無い物として、
感じてしまいます。

小林哲夫 2001.1.9 TOP上へ

仕切り線

『アメリカン・ビューティー』(99米)

監督:サム・メンデス 
出演:ケビン・スペイシー/アネット・ベニング

舞台はアメリカの郊外 新興住宅地に住む典型的な中流家庭の
親子3人が主人公。

会社をリストラになった父親 不動産販売に命を燃やすブランド
志向の母親 父が大嫌いな高校生の娘。

この3人の生活に娘の同級生や、得体の知れない隣家の親子3人が
絡んでドラマは展開する。

娘の同級生に一目惚れした父レスター(スペイシー)は淫らな妄想に耽り、
妻のキャロリン(アネット・ベニング)は不倫に走る。 いかれた状態の両親に
うんざりした娘のジェーンは不思議な雰囲気を持つ隣家のリッキーに惹か
れていく。

そしてそれぞれが夢見たビューティに近づいた時、悲劇の足音が・・・・

★スターダスト。・∴・。゜☆

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(スターダスト)  
一目惚れした娘の同級生が「もう少し筋肉を付けたらレスターと寝るわ」と
娘に云ってるのを立ち聞きし、その気になって古い鉄アレーをを持ち出し
筋力トレーニングを始めるシーンには大笑い(^0^)アハハハ

(さといも)  
ふふ、立ち聞きしている時の締りのない顔つき 何時ものクールな役柄の
スペイシーとは思えなかったよね この場面観客も一斉に大笑い、もち私
だって大笑い はははははー。


(のぞみ)
結構笑える場面多かったね。
 レスターが初めて彼女を見て ポー!の場面も結構笑えたよ。 
 
 それと見ていて皆口々に「おーーーつ!」「えーーっつ!」っと
 ざわめいた場面は 最後の雨の晩 レスターのもとへ訪れた
 隣家のご主人の意外な行為・・・私も思わず「うっそーー」って
 叫びそうになったわ。

(春蘭)
元軍人の 隣家のご主人(名前忘れました(^^ゞ)ガレージで
かん違いして 迫ったときおかしかった あの堅物がって・・・
現代の 病んでる社会を 鋭く捉えてる映画だなと思いました


(さといも)
ウエスト・ベントレーっていって
150人以上の候補の中から監督が、直接面接して
決めたんだって

(のぞみ)
さすが、また 惚れちゃったよ〜(*^。^*)ポッ!!
 あの眼がいいんだよね。

(スターダスト)
ださい父親から、一変して今までの鬱憤を晴らすかのように壁にお皿を
投げて家族を唖然とさせる怒りの表情 ラスト近く 彼女といざという
時に、彼女の意外な告白を聞いた後の、娘に対するような優しく変化した
彼の表情 表情と云うよりそれぞれの目の演技 さっすが〜ですね。

(さといも)
やっぱりスターダストさんもこの場面に注目でしたね、何かを吹っ切れた後の
レスターは、あんなにも違う表情、目の演技格好いい、流石大物スペイシー 

(スターダスト)
一見平穏で満ち足りていそうに見えながら 実は内側から崩壊しつつ有る
家族や夫婦の絆 それが怖いですね。

(さといも)
最終的な悲劇は別にして、これってアメリカに限らず 何処の家庭でも
ありうるお話ですよねぇ なんか考えさせられましたねぇ。

(のぞみ)
親子の断絶・ブランド志向・リストラ・不倫・少年犯罪・同性愛と
 現代日本にも多い暗い闇の部分も盛りだくさんだったわね。

(スターダスト)
そうなんよね 日本でも結構こんな家庭が増えてるみたいで、
 ほんと考えさせられましたね。
 
 このサム・メンデス監督 イギリスの舞台監督で初めての映画をアメリカで
 作ったというんですよね。 これがイギリス映画だと又違った映画になって
 いたかもね。 
 
 でもラスト近くで、穏やかな顔で昔の家族の写真を眺めているスペイシーの顔 
 良く有るアメリカ映画ならあそこで終わったかも そうだとつまらない映画に
 なってたでしょうね。 ウウウ〜ッこの映画の感想は難しいわ〜(ーー;)

(さといも)
えっ 感想ですか?そりゃぁスペイシーの上手さに拍手 これ これですよ。

(スターダスト)
ストーリーはともかく、スペイシーの巧さはオスカー受賞は当然と納得(^_^)v

(さといも)
ほらね、やっぱりゆうてるわ。

★スターダスト。・∴・。゜☆・ のぞみ・春蘭 ・といも  2000/5/16  「TOP上へ」
 
仕切り線

『マーシャル・ロー』(98米)

 マンハッタンでテロと思われる爆破事件が次々と発生。FBIテロ対策本部
のハバート捜査官(デンジル・ワシントン)は事件を解決すべく奔走。
元CIAの謎の女性(アネットベニング)・米陸軍(将軍 ブルースウィルス)も加わるけれど
テロは広がるばかり。ついにはニューヨークに戒厳令が敷かれる。

人種問題・アメリカ国内での政治問題などの重いテーマを扱っているけど
アクション&サスペンス活劇とでも表現したらいいのかな。
結構 私の好きなジャンルの映画で見応えありました。
ラストシーンなど、胸にじーんときましたよ。

なんと言っても正義の味方 デンゼル・ワシントンがとにかくかっこういい。
あの「アメリカンビューティ」のアネット・ベニング 
元CIAの謎の女性役で演技力抜群。
決してきれいな場面ばかりじゃなかったけれどないけど
女性らしい魅力にあふれた女優さんですね。
ブルースウィリス 珍しく悪役で面白かった。 

のぞみ5.2  TOP上へ

仕切り線

『イグジステンズ』(99米)


普段から客の入りの悪い映画館なんだけど、今日は2人だけ。それもおいらは
前の方で観ていたから、それこそ貸し切りって感じでした(年に1回くらい
おいら、この映画館でたった1人で映画を観ることがある…)。
クローネンバーグ監督らしいえぐい映画なんだけど、ゲームを題材にしている
ので、場面展開が早くって、ちょっとなって感じでした。最後は、あららって
感じだったけどね(感想になってないね=爆)。

たこぼうP 5.5  TOP上へ

 仕切り線

『オール アバウト マイ マザー(99スペイン)

 今日前から見たいと思っていた「オール アバウト マイ マザー」を
見に行って来ました
ペドロ・アルモドバル監督のスペイン映画
今年のアカデミー外国映画賞に輝いた作品です

女手一つで息子を育てあげた母 女になりたかった男
舞台にかける女優 母になる修道女
それぞれの悲しみ、悩み 絶望が描かれています

スペイン人女性の迫力ある演技には圧倒されるものがありました
胸がスカッとする映画ではありませんが 見て良かった !!
 
かよこ 5.11 TOP上へ

仕切り線

『ポーラX』(99)
仏、スイス、日、独 合作

  監督:レオス・カラックス  
 出演:ギヨーム・ドバルデュー/カトリーヌ・ドヌーブ

 莫大な遺産と豊かな才能を持つ気鋭の小説家の前に「私はあなたの姉」と
 名乗るホームレスの女性が現れる。 以前から何度も夢に出てきた女性と
 そっくりだった。
 
運命的な出会いを感じたピエールは、若く美しい母や、恋人 総てを
捨てて彼女とパリへ。 
そして禁断の愛に苦しみながらも、彼女を愛してしまう。

        *****************************************

 「アイズ・ワイド・シャット」に引き続き 感動的じゃなく官能的な映画路線で 
 どうも(^^ゞ

 やはりこの映画も レオス・カラックス監督に少々興味有りでビデオで観ました。

 パリに出てからのシーンはとっても暗い 満ち足りた生活を総て捨てても
 彼は後悔することなく彼女との禁断の愛を貫くのですが・・・・
 
 ラストの哀しい結末・・・ 昔よく観たフランス映画にも、こんな
 ラストシーン有りましたねー(;_;)

 カトリーヌ・ドヌーブが美しい裸身(入浴シーン)を見せてくれました。 
 老けないね〜  
 
 主役のギヨーム・ドバルデユーは、ジェラール・ドバルデューの息子 
 鼻は少し父親に似てるが、余り父親に似てなくて良かったね〜 ナンヤコレハ

 でもほんとに彼女は姉だったのか? 謎ですね。 

 この2作品 お薦めの映画ではなくて、こんなの観ましたって
 所でしょうか(ーー;)

 ★スターダスト。・∴・。゜☆ 5.12 TOP上へ

仕切り線

 『アイズ・ワイド・シャット』(99米)

 監督 スタンリー・キューブリック  
 出演 トム・クルーズ/ニコール・キッドマン

 医師が妻の不倫願望に刺激されて、性的な冒険を試みるというストーリー
 スタンリー・キューブリックの遺作。
 
「良き妻であり母である君が裏切る筈はないし、信じている」と語る夫に、
 妻は夫の想像もし得ない妄想を抱いていることを打ち明ける。従順なはずの
 妻に性的な衝動が秘められていたことに夫は衝撃を受ける。

 妻の云ったことが彼の脳裏から離れず、夜の街を彷徨い娼婦の部屋に行く
 ものの、お金を置いて何もなく帰ってきたり(後になるとこれで良かった
 と思うシーンが有るが)
 
 性の饗宴という秘密の仮装パーティに、友人から聞き出したパスワードで
 潜入するものの、正体がばれて危うい所を一人の娼婦に助けられ脱出する。

 何もかも妻に打ち明けた後、いまだに甘い理想を語る夫に 妻の云ったこと
 「私たちすぐしなきゃいけない大事なこと それはファック」

     ********************************************
 
 巨匠と呼ばれていたキューブリックの遺作というのでビデオを観ました。
 
 成人映画、完全版 というからどんなに凄いシーンが有るのかと思ったけど
 この程度の映画は今は結構有りそうという感じでしたね。

 強いて云うなら 秘密の仮装パーティかな 完全版は娼婦達が全裸で
 ボカシが入ってなかったけど でも全体にそんなに官能的な映画とは
 思いませんでした。

 医師夫婦の室内 夜の街 仮装パーティの館 など映像が印象的 何故か今も
 色としてオレンジが脳裏に残ってるんだけど・・・・・・ 
 
 因みに、キューブリックの映画で観たのは『非情の罠』(55)
 『現金に体を張れ』(56) 『2001年宇宙の旅』(68)これは名作 
 『時計じかけのオレンジ』(71)これも中々でしたよ(^_^)

★スターダスト。・∴・。゜☆ 5.12 TOP上へ

仕切り線

『運動靴と赤い金魚』(99イラン)

イラン映画っていうのは、あそこイスラム文化圏の中心でしょ。女性とか恋愛の
描写とかすごい制約があるのです。たこぼうPさんの紹介されたストーリーは、
それなりに改革志向を持っています。マラソンで運動靴が欲しかったのに、優勝
してしまった。本人の落胆をよそに、周囲ははしゃいでいる。赤い金魚が彼の足
を癒すところでEnding・・・子供向き映画という評とは別に、イランの現
状を見据えた内容でした。それとこの映画は中東の風土を紹介してくれます。
これが日本で作れるか・・・日本で作れるのは、宮崎作品の「もののけ姫」にみ
られるように、現実をすごくデフォルメしないと受ける映画が作れない、という
環境のなかでの作品です。ですから、イラン映画の中には、日本の現状が失いつ
つある感性の磨きを問うている側面もあります。こういう作品を日本で作るなら
作者が映画の中で何を伝えるか、それをはっきりさせないと、安易な子供向き映
画になってしまいます。子供が主役にならざるを得ないイラン映画の現状は、皆
一斉にコーランに祈りをささげるイスラムの強い拘束を示すのだけどねぇ。

SUM 2000.5.15 TOP上へ

仕切り線

『ギルバート・グレイプ』(93米)

 監督:ラッセ・ハルストレム
 主演:ジョニー・デップ/レオナルド・ディカプリオ/ジュリエット・ルイス
  
 主人公の青年ギルバート(J・デップ)は生まれてから24年間 故郷の田舎町を
 出た事がない。
 
 過食症で太りすぎて動けない母親と、脳に障害を持つやんちゃな弟(レオ)の
 面倒を見なければならないから。
 
 キャンピングカーで旅をする少女ベッキー(J・ルイス)と出会ってからの内面の
 変化を爽やかに描いています。 それに家族の強い絆をユーモアを交えて描いていて
 爽やかな青春ドラマです。
 
 J・デップとディカプリオがとっても良くて、ディカプリオが アカデミー賞男優助演賞に
 ノミネートされた作品です。 

★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.6.2 

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(スターダスト)
>同じ93年の『ギルバート・グレープ』ではアカデミー賞の男優助演賞に
>ノミネート この映画はお薦めよ。

(のぞみ)
 ウンウン これは ディカプの中で一番好きな映画です。
 ジョニー・デップもフレッシュですし。
 
でもジョニー・デップが主役なんでしょうけど ディカプの演技が
 すばらしすぎて ジョニー・デップの記憶があまりない(^^;;

(スターダスト)
>『マイ・ルーム』これは未見だけど いい映画みたいよ。

(のぞみ)
 年老いた病気の父を面倒見るために青春を費やした姉
 自由奔放に生きてきたハスッパな妹・その彼女の反抗的な息子が
 ディカプなんです。久しぶりに両親の元へ帰ったディカプ親子が
 白血病を発病した姉と触れあううちに、優しい気持ちを取り戻して
いく  と言う心温まる映画。チョッピリ暗いかなーー

最近のディカプ(来日した時) 少し肥えて ちょっぴり
おっさんぽくなったと思いませんか?
青春スターのイメージが壊れてがっかりです。
ディカプファンの人 ごめんねm(_ _)m 

★スターダスト。・∴・。゜☆ のぞみ 2000.6.2 TOP上へ

仕切り線

『バスケットボール・ダイアリーズ』(95米)

 監督:スコット・カルバー
 主演:レオナルド・ディカプリオ/ブルーノ・カービー
 
 78年に出版され全米でベストセラーとなった ジム・キャロルの青春文学の傑作
 「マンハッタン少年日記」の映画化
 
 マンハッタンのミッションスクールに通うジム(レオ)達は問題児の烙印を押されていたものの
 バスケットに夢中の他愛ない不良少年に過ぎなかった。
 
 しかし好奇心から始めたドラッグが彼らをより深みへと落としていく。 服用が
 見つかったジムは退学になり、母親にも愛想をつかされホームレスに。
 更にドラッグの取引のいざこざから殺人事件に巻き込まれてしまう。
 
 
 最後には更正して、ドラッグの怖さを講演して回るのですが、映画としては
 いい映画よ と言えるかどうか ただレオが好演してるので・・・・・・

★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.6.2  TOP上へ

仕切り線

『太陽と月に背いて』(95)

 監督:アニエスカ・ホランド
 主演:レオナルド・ディカプリオ/デビット・シューリス
 
 19世紀 フランスの天才詩人アルチュール・ランボーと、詩人ポール・ヴェルレーヌの破滅的な
 愛を描いた作品
  
 1871年パリ 27才で詩人としての名声を手にし財産家の娘と幸せな結婚生活を
 送るヴェルレーヌの元にランボーから詩が届く。 彼の天才振りに気づいたヴェルレーヌは
 16才のランボーを呼び寄せ家に迎え入れる。
 
 ヴェルレーヌは生活を共にするうちにランボーの才能と容姿に魅せられやがて肉体関係
 を結ぶ。 二人は同性愛を育みながらヨーロッパに放浪の旅に出るが、妻マチルダと
 ランボーの間で揺れ動くヴェルレーヌは酒浸りとなり、二人の愛は破滅へと向かう。 
 
  ==================================================================  
 
 あの時代は同性愛は罪になるんですね。 この映画のレオくん若々しくて
 奔放な演技が素敵でしたよ。
 
 この手の映画はいやぁね と云われる方にはお目を汚してごめんなさい。
 でも面白そうと仰る方には、『オスカー・ワイルド』も有りますよ。
 
 イギリスの文豪オスカー・ワイルドも実は・・・・ なんです。
 
 ★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.6.2 TOP上へ

仕切り線

『オネーギンの恋文』(99英)

さて、一言でいえばこれ!て程のものではなかったんですが 昨日「オネーギンの
恋文」を見てきました。文芸物、伝記物が大好きな私としては、ロシアの文豪
プーシキンの自伝的傑作が原作というだけで見てみたいと思いましたが 
女性の監督マーサ.ファインズがいかなるものか 

そして美しいリブ.タイラー、「イングリッシュ.ペイジェント」でなかなかステキだった
レイフ.ファインズは、と見たい要素が揃ったて感じでした。

美しいロシアの雪の平原を走る馬車のシーンから始まった映画、まさにパンフどおりの耽美な映画でした。
内容を語るのは次にして まず興味を引かれたのは主演リイフ.ファインズ、監督はその妹、マーサ、
そして音楽は弟 マグナス.ファインズ・・・

そして、もう一人の弟は「恋におちたシェークスピア」のジョセフ.ファインズ。
両親も写真家、小説家とか すごいアーティスト一家。

中でも私のお気に入りはジョセフですが・・・(~_~;)

花水木 2000.6.2 TOP上へ

仕切り線

『エリン・ブロコビッチ』(2000.米)

アメリカでは誰でも知っている史上最高の和解金を
獲得した女性、その名はエリン・ブロコビッチ

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1.学歴も知識もない子連れ女を雇ったエドが偉い。
日本の法律事務所では考えられない。
アルバート・フィニーがいい味出してます。

2.下品で卑猥な悪口雑言と乳出しミニスカの女でも行動力で勝負できる
アメリカの実力社会の底力はすごい

3.訴訟での成功報酬が賠償総額の40%とエドの台詞にあったがこれは凄い。
日本の弁護士が腰を抜かすでしょう

この実話を日本に当てはめると想像もつかないが、実際のエリンもちょっとだけ
冒頭でウエイトレス役で出ていたが中々の魅力ある女性です。

ジュリア・ロバーツが「プリティ・ウーマン」以来のちょっと粗野で教養のない
ナイスバディ女をあっけらかんと大車輪で暴れ回るのを見ていて

日ごろの暗い世相を忘れさせてくれる実に気持ちのいい映画でした。
ジュリアの代表作になること間違いなし。
いや、参った参った(^^)V

さんらく亭 2000.6.8 TOP上へ

仕切り線

『インサイダー』
(99米/東宝東和)

大企業に立ち向かう一人の男とそれを信じ共に戦う報道番組の
プロデューサー
実名で進められるストーリーには圧倒されるものが有りますが
訴訟問題も予想されたにも関わらず信念を持って描いた映画には
感服させられます 

 ラッセル・クロウの主演男優賞他、今年度アカデミー主要7部門に
ノミネートされた話題作

小さい体が誰よりも大きく見えた アル・パチーノ
むしろ小さいからこそその良さが出せたのかも知れません

監督 マイケル・マン

今年の作品賞は「グリーン マイル」に次いでこれで2作品目
さて次は「アメリカン ビューティ」か はたまた
「サイダーハウス・ルール」にしようか迷うところです (^_^)

かよこ  2000.6.5 TOP上へ

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(春蘭)
インサイダー 見応えありました
かよこさんの 映画評読ませていただいただけで 
ほとんど予備知識なしで 見に行ったんですよ。

内部告発(でもないか 彼は解雇されたんだから)
守秘義務を 破って証言した勇気と 彼を支えた ニュースショウの
ディレクターの正義感! どうなるのかと もうハラハラ ドキドキで
胸が苦しくなりました、こういう映画好きです。

会社中枢部の副社長でも 会社に不利益となれば
解雇という アメリカ企業の厳しさ どこかの国とは ちがいますね
妻と娘たちが去っていき 高校の化学の教師に なった彼 この辺の
思いきりの良さ すごいです 大変身(@_@)
実話とは 知らずに見にいったんです。(^^ゞオハズカシイ

ラッセルクロウ という俳優さん はじめてです 
アルパチーノ ほんとに久しぶり ずいぶん おじさんに
なったなぁ あんなに しわがれ声だったかしら・・


春蘭 2000.7.8 TOP上へ

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(スターダスト)
とってもいい映画でした。 自分の信念を貫き通す男性って
魅力的ですよね。

元勤めていた大企業の、内部告発に踏み切る元副社長
それを報道しようとするテレビ局のプロデューサー
ジャーナリストのインタビューアー

それぞれが信念に基づいて動く様子は観ていて感動を
覚えますね。

折角のインタビューのシーンも訴訟問題が怖くてそのシーンを
カットしようとするテレビ局 クビを覚悟でプロデューサーが
他のマスコミにテレビ局の内部告発するくだりなんか ハラハラ
ドキドキ

ラストの、あれだけの報道も、放送が終われば、次の事件の犯人が
捕まったと言うニュースで色めき立っているシーン 
如何にスクープを物にするかというテレビ局の姿勢が見えて面白
かった。

体重を大幅に増やし髪を抜いて少なくし、白く染めて熱演の、
ラッセル・クロウ ジャーナリスト魂を熱く演じたアル・パチーノ
とっても良かったですね。

見応えのある映画でしたよ。

スターダスト 2001.1.29 TOP上へ

仕切り線

『ベルベット・ゴールドマイン』(98英)

 監督:トッド・ヘインズ
 主演:ユアン・マクレガー/ジョナサン・リース・マイヤーズ

 デビット・ボウイ

 それじゃぁついでに 主人公をデビッド・ボウイをモデルにしたという映画
 紹介しましょうか。

 70年代前半にロンドンで生まれた“グラム”ブームを背景にした青春ドラマ
 
 1984年雑誌記者のアーサーは、70年代に一世を風靡したロッカーの
 スレイドの消息を探ることに。 バイセクシアルを公言しグラマラスな衣裳を身につけ
 新時代のスターとなったスレイドは、ステージ上で暗殺を偽装しそのまま姿を消す

 アーサーはグラムに夢中だった青春時代を回想しつつ、スレイドゆかりの人を訪ねて
 歩き、意外な事実に辿り着く・・・・・  このスレイドが、デビッド・ボウイが
 モデルだそうです。

      ********************************************   
     
 まあ出てくる人物みんなアウトサイダー それに強烈 何が゙って?
 イギリス生まれの「グラムロック」は、ケバイ化粧に 派手な衣裳 
 何もかもが超ど派手 まあそれなりに面白かったですが・・・・・・

 全編に新旧のロックナンバーが流れて ロックファンには嬉しい映画ですよ。
 私は娘の影響で彼女たちの学生時代に良く聴いていたこの手の音楽割に懐かしい
 方なんですよ。 だから面白く観ましたね。

 だからといって音楽映画ではありましぇ〜ん。 
 冒頭に異端の作家オスカー・ワイルドを登場させたり、これが何やらこの映画の
 内容を象徴させるような・・・・・・

★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.6.15 TOP上へ

仕切り線

『フェイク』(97米)

 監督:マイク・ニューウェル
 主演:ジョニー・デップ/アル・パチーノ
 
 ジョニー・デップのお薦めは さといもさんも良かったと云っていた『フェイク』
 
 1982年7/26日 200件の起訴によってマフィアを壊滅へと追いやったFBI潜入捜査官の
 6年に及ぶ潜入捜査の全貌を描く実話です。 

 実在の このJ・D・ピストーネという捜査官には, マフィアに懸賞金を掛けられて
 今も身の危険を感じて隠遁生活に入ってるとか。

 FBI捜査官ジョー・ピストーネはドニー・ブラスコ(J・デップ)という偽名でブルックリンのマフィア組織に

 潜入 メンバーの一人レフティ・ルギエーロ(アル・パチーノ)に接近 信用を得る。
 冷静で行動力の有るドニーは、またたく間に組織の中軸にと登り詰める。

 片や盛りを過ぎたレフティは昇進の機会を狙って、焦りを募らせるばかりだった。
 レフティに友情以上の絆を感じ、胸を痛めるドニーの潜入が6年目を迎えたある日
 彼はFBIから撤退を命じられる・・・・・・

      *****************************************

 身分を隠して接近したデップを信用してくれる、今は落ちぶれたマフィアのパチーノ
 一緒に行動していく内に友情以上の絆を感じて行くんだけど、身分は明かせないし
 そのジレンマが何とも言えずいいんですよ〜 

 デップとパチーノが好演で 悲哀の滲む男と男の骨太のドラマです。

私スターダストが今まで観たジョニー・デップ作品
「シザーハンズ」90 「アリゾナ・ドリーム」92 「妹の恋人」93 「ギルバートグレイブ」93
 これはレオも出てるから同時にみられるよ 「エド・ウッド」94 「デッドマン」95
 「ドン・ファン」95「ニック・オブ・タイム」95「フェイク」97

 書き出してみるとジョニー・デップの出演作 結構見てるな〜 (^_^)
  最近公開された「スリーピー・ホロウー」「ノイズ」もうすぐ公開の
 「ナインス・ゲート」 どうですか?  知らずに観ていたの有りますぅ?

★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.6.15 TOP上へ

仕切り線

『エド・ウッド』(94米)

監督:ティム・バートン
 主演:ジョニーデップ/マーチン・ランドー

 「史上最低の映画監督」と言われたエド・ウッドの若い日を、エドをこよなく愛する
 ティム・バートン監督が映画化した作品。
 
 映画監督を夢見るエドは ある日性転換を題材にした映画の企画が有るのを知り
 名乗りをあげるが、プロデユーサーは取り合ってくれない。

 その帰り道で偶然、往年のドラキュラ俳優ベラ・ルゴシと出会い意気投合する。
 エドはシナリオを3日だ書き上げ、彼を出演させることを条件に資金調達をし
 性転換の話「グレンとグレンダ」を完成させ監督デビューを果たす。

 嘲笑と罵倒を物ともせず、インチキ予言者やおかしな仲間達と、奇妙な作品を
 世に送り出していくのだった・・・・・・

      ***************************************

 エドは女装が趣味だったりで 結構面白い人物なんですね。
 最近の素晴らしい進歩のSF映画を見てる目には、エドのSF映画の余りの
チャチさに 思わず大笑い(^0^)

 ドラキュラ俳優で一世を風靡したベラ・ルゴシ(M・ランドー)今は過去の人に
なってしまった ルゴシをマーチン・ランドーが好演
 
 髪をペッタリ オールバックにしたJ・デップ゚はいいかどうかは観てのお楽しみ(^_^)
 ドラキュラ俳優役の マーチン・ランドーは、テレビのスパイ大作戦に出ていた俳優で
 ジュリア・ロバーツにも匹敵する口の大きい俳優 皆さん覚えていますぅ?
 とっても懐かしかった〜 

 マーチン・ランドーは この作品でアカデミー助演男優賞 ゴールデン・グローブ賞など
 数々の賞を受賞したそうです。

 ティム・バートン監督とJ・デップのコンビの映画は この作品と『シザーハンズ』
 『スリーピー・ホロウー』の3作品が有ります。

★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.6.15 TOP上へ

仕切り線

『ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(98 英)

 監督:ガイ・リッチー

 出演:ジェイソン・フレミング/ダクスター・フレッチャー/ニック・モーラン

 ロンドンの下町。 エディ、トム、ソープ、ベーコン の4人は友達同士
 ある夜のカードゲームが元で、ギャングに多額の借金をしてしまう。

 困った4人は、悪党一味がマリファナ工場から盗んだ大金を横取りすると
 いう計画を思いつく。 そしてまんまと金をせしめるが・・・・

 ***************************************************************

 28才でこの作品を撮ったガイ・リッチーはこれが、長編デビュー作。
 
 ガイ・リッチー監督は、ミュージックビデオや コマーシャル制作ではキャリアを積んでいたが
 この作品で注目され、なんせ一作目で大ヒット 次回作はハリウッドで矢張り
 犯罪物を撮るそうです。 因みにこの監督 歌手のマドンナの恋人だとか

 この「ロック・ストック・・・ 」を観てすっかり気に入ったブラピが 出演希望し次回作に
 出演します。 それも違法のボクシング・ゲームを渡り歩くアイリッシュ・ジプシー 手首に
 入れ墨、髭面にソフト帽、だらしない服装 これは又 花水木さんや春蘭さんは
 もう結構よ と言いそうな役ですね〜(^0^)アハハハ

 で、本筋へ 一度は手に入れた大金を、上手のタフな連中が次々と現れて
 事態は二転三転していくんですよ。

 兎に角先が読めない これが面白い。 かなり派手に撃ち合ったりするんだけど
 人物描写がコミカルなので笑えるんですね。 それにラスト 口あんぐりの4人
 転んでもタダで起きないというこの人物には脱帽!!(^0^) 

 ★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.6.25 TOPへ

仕切り線

『将軍の娘 エリザベス・キャンベル』(99 米)

 監督:サイモン・ウエスト
 出演:ジョン・トラボルタ/マデリーン・ストウ

 陸軍基地で起きた猟奇殺人事件を描くミステリー・サスペンス

 将軍の娘が全裸死体で見つかるが、死体にはレイプされた後もなく 
 首を絞められた後があるだけ。

 軍の犯罪捜査官(トラボルタ)と、レイプ捜査官?(だったか?)の二人で
 調べて行く内に、事件の裏には軍内の複雑な人間関係が隠されたいた。

*****************************************************************************

 この殺された将軍の娘は、士官学校を優秀な成績で卒業し、地位も男性に負けない
 地位につくんです。 男女平等を謳ってるアメリカでも 女性が優秀だと男性の
 やっかみが凄いのには驚きましたね。 

 調べて行く内に 手当たり次第に相手構わず寝る女 軍の男性は殆ど寝た という
 証言が有り その裏には可哀想な事件に遭遇した結果だと言うことも分かります。

 自分の出世の為に 娘に有利に動かなかった父親や それぞれのエゴがこのような
 結果になって でも犯人が余りにも唐突な人物なので、ちょっと拍子抜け。

               
  ★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.6.25 TOPへ

仕切り線

『年下の人』(99仏/アスミック・エース

監督:ディアース・キューリス
出演:ジュリエット・ビノシュ/ブノア・マジメル

お話はショパンとの恋で有名な男装の小説家ジョジュ.サンドとショパンと知り合う前の
6歳年下の恋人ミュッセとの出会いと別れの繰り返し・・・激しい恋のお話です。

サンドを演じるのは恋多き女性を演じたらぴかいちのジュリェット.ビノシュ
私、結構好きです。ミュッセは若手ブノワ.マジメルです。

何やらビノッシュの本当の年下のひとになったとか。(~_~;)

それにしてもこのミュッセなる詩人、パンフにコメント書いている柴門ふみさんも知らなかったとか、
私めもまったく知りませんでした。

ちょっと前に見た「もう一人のジャクリーヌ.デュプレ」にしても天才は天才同士
、芸術家は芸術家同士 引き合い ぶつかり合い、刺激しあうんですねぇ、スゴイ!

見ている方は 愛しい、傷つけ合い余りの激しさにちょっと疲れましたが 
19世紀のパリとヴェネチァの美しさ、豪奢なドレス・・・美しい映像でしたよ。

花水木 2000.6.29 TOP上へ

仕切り線

『サイダーハウス・ルール』(99米)/アスミック・エース

監督:ラッセ・ハルストレム
主演:トビー・マグワイア/シャリーズ・セロン

物語はアメリカ メイン州、ニューイングランド・・・何も何も無いさみしい所 
唯一丘の上に孤児院があります。

孤児院と言うと何やら暗い感じもしますがマイケル.ケイン演ずるところの医者けん院長、
二人の看護婦の暖かい愛情があふれ気持ちが和らぎます。子供達も可愛いの。

トビー.マグワイア演ずる純粋無垢の青年ホーマー.ウェルズ、
 それまでの孤児院での静かな生活に疑問を思ったのか 外の生活に夢を持ったのか
 孤児院から出ていきます。

始めて見る海、恋、そしてりんご園での仕事の中で自分の本当の居場所が何処か 
自分がなすべくきことは何かを見つけるというお話です。

青春映画のようでもあり、父と息子のお話でもあり、堕胎問題、人種偏見、近親相姦
いろいろな問題もふくまれていますが 暖かい気持ちが全編に感じられました。

 地平線まで続く紅葉の景色、リンコ園、海、寒々とした雪景色 
と背景も美しくすばらしい映画でした。

そうそう肝腎なこと。
「サイダーハウス.ルール」とはりんご園の宿泊所のことをサイダーハウスて言うのですが
 その壁におかしな押し付けのルールが貼ってあるんです。
でも人生そんな押し付けのルールではなく 自分のルールをってことだとか。
な〜るほどです。

花水木 2000.7.7 TOP上へ

仕切り線

『M:i−2』('99米/アスミック・エース)

監督:ジョン・ウー
出演:トム・クルーズ/ダグレイ・スコット/アンソニー・ホプキンス

ロシアの医学博士が「キメラ」って言う怖いウイルスと解毒剤「ベレロフォーン」を
開発したんだ、なんと人間の赤血球を30時間で破壊してしまう殺人ウイルス、
20時間以内なら解毒剤は効くんだ。

彼はそのウイルスと解毒剤を安全な場所に運ぼうとするんだけど、
元IMFエージェントのショーン・アンブローズと彼の右腕、ヒュー・スタンプによって
無残にも乗客もろとも殺されてしまう。なんてこったぁ

トム・クルーズ演ずるイーサン・ハントは休暇でロッククライミングを楽しんでいる。
これがまた凄い映像!(@_@) よくぞここまでやってくれました。それに

トム・クルーズ、一作目のミッション・インポッシブルの時よりも 格好ええのよ、
男らしさっていうか、上手に年を重ねたつーかとにかくいい。

ヘリコプターが山頂に来てサングラスを落として行く、イーサンがサングラスを
かけると、お決まりの声が流れだすんだ「おはよう ハントくん 君のミッションは
女泥棒のナイアを探しだしメンバーに引き入れること・・・」ってね。
IMF司令官はアンソニー・ホプキンス、渋い!

はらはらドキドキシーンは勿論、カーチェイス有り、ホロッとするところあり
両者変装はお手のもの、映画を観ていて感じたこと、それは一作目と なんか違う

私は2作目のM:i-2は面白さが違うと思った、あの「フェイス/オフ」の監督と
同じではないか、なるほどそれでこの映画は納得。
さといも 2000.7.8
************************************************
(花水木)
 話の筋はよくあるパターン、でもアクション、車、バイク・・・とあきさせないねぇ。
私が思うにはありゃ、ラブロマンスじゃ。

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仕切り線

『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』(98 イギリス)

 監督:アナンド・タッカー
 出演:エミリー・ワトソン/レイチェル・グリフィス

 ヒラリー(レイチェル・グリフィス)とジャクリーヌ(エミリー・ワトソン)の姉妹は音楽好きの
 母に育てられ幼い頃から、姉はフルート 妹はチェロを練習した。

 初めは姉の方が上手に演奏したが、勝ち気な妹は次第に姉に追いつき
 あるコンクールで徹底的な差をみせつけた。 

 ヒラリー(姉)は優秀な子供に過ぎず、ジャウリーヌ(妹)は天才だった。 
 プロとしてデビューしたジャクリーヌには次々と海外でのコンサートが
 待っていた。 華々しいキャリアの始まり。

 姉は音楽を諦め平凡な結婚生活に入る。 ジャクリーヌは或るパーティで
 会った若き天才ピアニストと音楽を通して意気投合し結婚。天才同士の結婚
 として世界中の話題になった。
 
 だがお互いに忙しく生活はすれ違い。

 ジャクリーヌは姉の平凡な女の幸せを羨むのだった。 そしてヒラリーの夫とセックスを
 したいと云う。 精神を病み疲れ果てた様子の妹のために、ヒラリーは夫に妹の
 願いを聞いてやってと頼む。

 演奏活動を再開したジャクリーヌだがストレスが原因で、多発性硬化症にかかり
 引退を余儀なくされる 28才。 そして14年後彼女はこの世を去る・・・・。 
 
  *******************************************************

 花水木さん お薦めのこの映画  心に残るとってもいい映画でした。

 原作は、姉のヒラリーと、弟のピエール共著で『風のジャクリーヌ』と
 いうそうです。 私はこの有名なチェリストを知りませんでした。(^^ゞ

 28才で発病、引退のこの天才チェリスト 42才で亡くなって、
 駆け抜けるような短い人生 でも世界中のジャクリーヌファンには、
 忘れられない音楽家なんでしょうね。

 天才というのは、往々にしてエキセントリックな性格の人が多いようですが、
 このジャクリーヌもそうみたいですね。

 家庭に一人天才がでると、家族がしっくり行かなくなる それも環境の
 違いで生じることなんでしょうが、その辺りも上手く描けていましたね。 

 劇中流れるチェロの音色に、興奮しました。 
 
 エルガーの協奏曲の演奏では、彼女を越える者はいないと称えられて
 いるそうです。

 生前彼女が愛用した名器、ダビドフ・ストラデイバリウスは、
 今、ヨーヨー・マの手にあるそうです。 
 
 まだチェロの音色が耳に残ってます。

 ★スターダスト。・∴・。゜ 2000.7.11 TOP上へ

仕切り線

『シックス・センス』(99米)
 
監督:M・ナイト・シャマラン
 出演:ブルース・ウィルス/ハーレイ・ジョエル・オスメント

 アメリカで最も古い街並みの残る街、フィラデルフィア。
 マルコム・クロウ(B・ウィルス)は気鋭の児童精神分析医だった。 
 多くの子供の心を癒してきた。 それも一人の子供を救う事が
 出来ずに死なせてしまうまでは・・・・
 
 その事故が有ってからのマルコムはすっかり自信喪失し、妻との会話も
 なくなり今や彼は以前の彼では無かった。

 そんなマルコムが出会った少年 コール・シア(オスメント)8才。 母親と二人暮らしの
 少年はしじゅう何かに怯え、かたくなに心を閉ざして一人ぼっちだった。

 マルコムは何とか少年の心を開こうと必死の努力を重ねる。 やがて少年は
 初めてマルコムに秘密を打ち明ける「僕には死んだ人の姿が見えるんだ」と。

 コールを救うために全力を尽くすマルコムの前に、科学では説明のつかない
「何か・・・」の存在が、次第にその全貌を明らかにして行くのだった。 
*********************************************************

(スターダスト)
この映画は、映画評論家でさえ スリラー ホラー オカルトと、
さまざまに云ってますが、どれも当てはまるような・・・・

(のぞみ)
シックスセンスの舞台として選んだ街「フィラデルフィア」 これひとつにも
脚本家のセンス(シャレじゃありません)を 感じました。古い町並み・趣のある
建物の数々etc これももちろん 「ある事実」を知ってからそう思いました。
 
(スターダスト)
オカルト(超自然現象)的な所はキッチンで有ったし、幽霊それも
傷ついた幽霊が出るとホラーって感じだし・・・・・ ま、好きに解釈しましょ(^_^)

(のぞみ)
いかにも ○○がたくさんいそうな感じじゃないですか?映画館で初めて
見たときは怖かったですよ。スリラー映画としても超一級映画ですね。
2回目は、数々の伏線に「そうだったのかー」と、納得しながら じっくり見ました。

(かよこ)
そうそう閉めた筈のキッチンの扉が少し目を離した隙に又すぐ開いたりして
本当だったら母親が息子に対してひどく叱ったりする筈なのに優しく接するのよね

(スターダスト)
 初めの方の或るシーンで「あ、そうかぁ」と気がついた方は、その後の
 数々有る伏線が納得できますね。 

(さといも)
私ね、コール少年が戸棚に閉じ込められてその後の病院でのシーン 
??変だな〜って思いながら観てたの でも最後の指輪が転がるまで素直に
観ちゃった それで ハッ!と気がついた訳 ははははー

(かよこ)
なんとまだ私気が着かなかったよう
最後にパスワード「マルコムの指輪」って出るまで全然気が付かなかった
それから ああそうか? そこで最初に戻ってマルコムの左手に注目
右手のアップはあっても左手は全て確認できないように写してるのよね
最後に倒れているシーンをよく見れば指輪が無い
撃たれて倒れたシーンにははっきりと指輪が・・・・

(スターダスト)
 私のようにラスト近くで、「あ、そうだったのかぁ」だと、それから
 反芻して、そういえば あのシーンもと 数多く有った伏線に後で気がつくんです。(^^ゞ
 
(かよこ)
初めから気が着くって人は大した人ですよね
謎解きが解ってしまえば ああそうか そう言えばマルコムと対話しているのは
コールのみ

(のぞみ)
最後のラストシーン(結婚式のビデオを見ながら眠っている
妻の手から指輪がポロリと落ちる)で あっ〜! と気がついた
のですけど、かなり気がつくのが遅かったのではないかな?

結婚記念日のレストランでの妻との食事風景
マルコムが コール少年の家庭に訪れたときの 母親の奇妙な態度
数え上げればきりがありません。

(かよこ)
唯妻が不機嫌になっているだけだってずーと思って見ていました

(さといも)
そうそう そうなのよ あそこも、あのシーンも、って気がついてまたビデオ
観ちゃった。(-.-)ナハハ 3日経ってやっと目から鱗が取れた場面があるの、ほれ

スクールで「そんな目で僕を見るな・・・・」って場面、これもコール少年の秘
密の部分のことだったんだね、ああ 気がつくの(-.-)オソイヨー

(スターダスト)
それから、コール少年、医師の妻の 白い息を吐くシーン。
妻に想いを寄せている青年に声をかけても知らぬ顔で車で走り去るシーン

医師が家に帰った時の数々の??のシーン 例えば侘びしい食卓、地下室への
カギを開けてもドアを開くシーンがない  
 
まだまだ有るけど、これから観る人の為に詳しく書けないもどかしさ(ーー;)  
と言いながら可成り書いたな〜(^^ゞ
それともう一つ アメリカでも心霊写真有るのには驚いた〜(@_@)

(のぞみ)
映画の最初の ブルースウィルスのお願い「この映画にはある秘密が・・・
 ・・・・・ 決して その秘密を話さないで下さい」
 あぁ〜〜、しゃべりたい マルコムは○○だと・・・

(かよこ)
そうそう 本当に話したくてうずうずしてたものねえ
でもやはりこれから見る人の為にずーと我慢してた ちょっと話したかも

(スターダスト)
怖い中にも親子や夫婦の愛情など上手く描けていて、何よりも
オスメントの名演技にはB・ウィルスも負けそ〜 

(さといも)
うん、コール役のオスメントって上手いねぇ、末恐ろしいわぁ。、

(スターダスト)
 B・ウィルスもアクション映画の多い彼にしては押さえた演技で良かったですね。

(さといも)
この人アクションよりこう言った役の方がいいんじゃないの? ははははー

(かよこ)
最近CMで結構軽いのりで出てるでしょ?
最初そっくりさんが出てるとおもっちゃったよ
まるでイメージが違うもの そこらへんのおじさんみたい 失礼しました 
       
   ★スターダスト。・∴・。゜☆、かよこ、のぞみ。さといも 2000.7.12 TOP上へ

仕切り線

『12モンキーズ』(95米)

監督:テリー・ギリアム
 出演:ブルース・ウィルス/ブラッド・ピット
 
 人類の99%が謎のウイルスによって滅亡した近未来 その原因を探る為に
 科学者グループは、ウイルスが蔓延し始めた96年に囚人のコール(ブルース・ウィルス)を
 送り込む。
 
 原因究明のカギとなる言葉“12モンキーズ゙”を教えられ、タイムスリップした
 コールは、数回の失敗の末に96年に到着。
 
 以前出会ったレイリー博士に協力を求め、調査を進めていったコールは
 精神病院に収容された時、彼の世話役だった患者ジェフリー(ブラピ)が
 事件のカギを握る人物で有ることを突き止める・・・・

 ******************************************************
(スターダスト)

人類滅亡に瀕した未来から、現代にタイムトラベルした男が、
謎のウイルスの元凶を探るという近未来SF映画で、結構面白かったね。

あの切れたと言うか、いかれたというか 博士の息子になってる
 あの俳優 ふふふふ いいでしょ。(@_@)

(さといも)
ははははー わたしね 切れたブラピがよかった、あの切れたうつろな目
彼はやはり役者だわぁ。 

(スターダスト)
あの演技でゴールデン・グローブ賞の助演男優賞受賞したんですよ。

((さといも)
うーん 納得だわ。最初精神病院でのイカレタお兄ちゃん ダレヤ? って

(スターダスト)
 のぞみさんも確か、ブラピの映画の中では、この彼がいいって云ってた
 ような ねーのぞみさん(^_^)

(のぞみ)
そうですよ。あのエキセントリックな演技最高ですよ。
 長髪に帽子かぶって 台詞まくし立てるシーンが頭に浮かびます。
 最近は 美しい彼も好きですけどね。

(スターダスト)
ありゃ嬉しいおことば(^_^) 
 今度の新作はイギリス映画で、違法のボクシングゲームを渡り歩くアイリッシュ・ジプシー
 役 写真を見る限りではバッチイ役どころ(~_~;)

(花水木)
美しい男優ほど汚れ役を好むて格言があるとかないとか。

(スターダスト)
 手首に入れ墨 髭面にソフト帽 鼻が曲がって見えるような矯正ブリッジ
 つけてる アハハハ凄いね 想像つくね。 でも本人このガイ・リッチー監督に
 惚れ込んで、出たいと申し入れて念願叶って張り切ってるそうよ。

 このガイ・リッチー監督 お薦めシネマ館にも書いたけど、デビュー作
 『ロックストック&スモーキング・バレルズ』が大ヒット 一癖も二癖もありそうな監督
 だから、楽しみにしてますねん。(^_^)

(のぞみ)
 あの映画はね、一度目は ストーリーがよくわからなくて
 でもなぜか気になって 二回見たら むちゃくちゃおもしろかったです。
 もちろん、彼の映画の中ではこれが一番好き。

(スターダスト)
そうそう一回目では、荒廃した近未来と、タイムトラベルしてきた96年とが
 観ていて頭混乱 2度目ではそうだったのかと これは私だけかも(^^ゞ 
 
 ラストシーンの少年の目に映る、主人公が撃たれるシーンも あれも2度目で納得
 SF映画は余り好きでないけど、近未来SFは結構好きだな〜(^_^)

(花水木)
それにしても 5年程前の彼・・・よ〜く身体鍛えたよね。

★スターダスト。・∴・。゜☆ のぞみ 花水木 さといも 2000.7.18 TOP上へ

仕切り線

『ノイズ』 (99 アメリカ)

 監督:ランド・ラビッチ
 出演:ジョニー・デップ/シャーリーズ・セロン

NASAの宇宙飛行士スペンサー・アマコスト(ジョニー・デップ)は地上から200kmの
宇宙空間で船外作業中に“あれは何だ?”という言葉を最後に突然交信を
断った。
 
NASAの懸命の努力により奇跡の生還を果たしたスペンサー
宇宙での“空白の2分間”について問うと、彼は「突然、暗闇に襲われ、何も
聞こえなくなった。 しかし、何も聞こえないはずなのに、何かがうるさく

響いていた…」と語ったきりその質問に対して口を閉ざしてしまう。
姿は以前の彼と変わらないが、深夜に無気味なノイズをラジオから聴いている 
といったような奇怪な行動が目に付くようになる。

さらに宇宙でスペンサーと行動を共にしたアレックスが変死を遂げ、彼の妻ナタリーが
「私の中に彼がいる…」という言葉を残しバスタブの中でラジオによって
感電死するという謎の死を遂 げてからというもの、ジュリアンの違和感は
ますます拡大していった。

ジリアンは双子を身ごもったことを知るが“何かがおかしい”という思いが
ますます強くなり恐怖へと変わっていく。
  
NASAの調査員シャーマン・リースも、空白の2分間の謎を解明しようとしていて 
その調査を独自に進めていた。しかしリースと接触しようとする度に偶然か
故意か、スペンサーが必ず邪魔をする事にジリアンの恐怖は加速していく 
ついにコンタクトを取れないままにリースは不可解な死を遂げる。

リースが残した一本のビデオテープを入手したその中には、リースの衝撃の告白と
スペンサーとアレックスの2人しかいなかったはずの宇宙空間に謎のノイズが
確認されたという調査結果が収録されていた。

彼は本当の夫なのか?・・・・・・

 ****************************************************************

SFホラーのこの映画 う〜ん ホラーという割には余り恐怖を感じなかった。
一緒に暮らしてる相手だけに、疑いを持ちだしたらこんな怖いことはない
ですね。

でもその恐怖がひしひしと伝わって来ないのは何故? 帰還してから民間の
会社に勤めその豪奢な住まいと、ジュリアンになる、シャリーズ・セロンの
かっこよさ さすが元モデル 何を着ても素敵!! 彼女『ディアボロス』
『サイダー・ハウス・ルール』にも出てますよ〜  

ジョニー・デップの金髪は、しっくり来なかったよ〜 それにラスト 
双子に何の変化も無しだし、どうなってるの〜 これは脚本がもう一つ(@_@) 
こんなにケチ付けてお薦めとは ニーゲチャオーット......(((^^;
                  
★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.8.6 TOP上へ    

仕切り線

『ロスト・サン』仏、英

はっきりいうて、サスペンス物語です。英文の題名を直訳すれば、
「消えた息子」となるのですが、題材は、裏社会の「少年売買」「幼時虐待」から
採っている。

英国では幼児セックスの犯罪者リストの公表なんかで揺れてい
るようだが、その背景を知ることも見る動機のひとつだった。

この映画でよかったのは導入部で流れるミュージック。
画面のテンポの速い切替えに、ややもすると、画面ではなくて、

音楽だけを聴いているという錯覚に襲われて、なんか画面を見失った気分が
してならない。

しかし、物語が小さな箱にきっちりと収まった印象を持つのは、
題材(テーマ)に対してのコンセプトをしっかり守ったことによる。
単なるサスペンス映画なのに、この作品のもつ社会性に関心がゆくのは、
それ故です。
(横浜関内アカデミーにて、監督クリス・メンゲル)

SUM 2000.8.16 TOP上へ

仕切り線

『スリーピー・ホロウ』(99米)

 監督:ティム・バートン
 出演:ジョニー・デップ/クリスティーナ・リッチ

 奇才ティム・バートン監督が「シザーハンズ」「エド・ウッド」に次いで
 ジョニー・デップとコンビを組んだ3作目の作品 
 
 原作は、ワシントン・アーヴィングの古典的ホラー『スリーピー・ホロウの伝説』これを
 「セブン」の脚本家アンドリュー・ケヴィンが、謎解きの美しさと、ファンタジーと
 ロマンスの要素を織り交ぜて独自の世界を作り上げている。 
 アカデミー賞美術監督賞受賞作品
  

 呪われた村“スリーピー・ホロウ”で起こった、連続首なし殺人事件。
 1799年、ニューヨーク郊外にある不思議な村“スリーピー・ホロウ”で
 起こった連続首なし殺人事件 この事件にニューヨーク市警のイカボッド・クレーン
 (ジョニー・デップ)が派遣されてくる。

 “首なし騎士”が村人の首を持ち去るという、古くから伝わる恐ろしい
 言い伝えに怯え、捜査に非協力的な村人の中で唯一の協力者カトリーナ
 (クリスティーナ・リッチ)と共に事件を追うが・・・・・

 果たして“首なし騎士”の正体は? そして驚くべき真犯人とは・・・・
 
*************************************************************************

「首なし騎士」に「首なし殺人事件」聞くだけでもおどろおどろしい感じ
 だけど 時代が200年も前のお話として観てる分には、そうでも
 無かったですね。 

 魔術を使えた為に夫に殺されたイカボットの母親その母親の夢を夜な夜な見る
 というマザコン気味のイカボッド それに蜘蛛が怖い!! 捜査中も良く
 卒倒する など ナイーブなジョニー・デップが、かわゆぃ〜っ。

 ラスト近くのあのシーンはやはりゲゲッ!!だけど、ニューヨーク郊外に造ったと
 いうこのセット 幻想的で素敵でしたね。

 『スリーピー・ホロウの伝説』は、昔ここへオランダ人が入植した村だ
 そうで、この話は教科書にも載っていて、みんなが知っている物語だ
 そうです。

 でもこんな映画が好き 面白かったなんて云うのは 私とさといもさん
 ぐらいかな(^0^)
 
 ★スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.9.1 TOP上へ

仕切り線

『ワンダー・ボーイズ』(2000米/東宝東和)

監督  「LAコンフィデンシャル」のカーティス・ハンソン
主演   マイケル・ダグラス/トビー・マグワィア

前作では脚光を浴びながら次作が書けずジタバタする大学教授と
少し変わり者ながら才能有る教え子が巻き起こすいかにも

アメリカ的映画 見ように依っては悲劇になり又
喜劇にも見える そんな映画

格好良く年を重ねたマイケル ダグラスがとても良い味を出しています
私の世代には懐かしいアメリカ映画のスターの名前が次々と出て

「ああ そうだったの」なんて思わず一人でうなずいたりして
映画の善し悪しはともかく主人公の周りを固めた共演者達が

又それぞれの味を出していて面白かったですよ
ビデオになったら是非ご覧下さい

かよこ 2000.9.7 TOP上へ

仕切り線

『アメリカン・ヒストリーX』(98 米)

 監督:トニー・ケイ
 出演:エドワード・ノートン/エドワード・ファーロング
 
 映画はモノクロの回想シーンから始まる。 その夜ダニー(E・ファーロング)は
 庭の物音に気づいて兄デレク(E・ノートン)に知らせる。パンツ姿のまま表に
 出たデレクは車を盗もうとした黒人を容赦なく殺し発砲して殺してしまう。
 
 画面がカラーに変わって現在。 デレクが3年の刑を終えて出所した日 ダニーが
 ヒットラーを礼賛する感想文を提出したのは兄の影響だと考えた黒人校長は
 彼に新たなレポートを明日までに提出するように云う。
 
 テーマは「アメリカン・ヒストリーX」デレクの投獄までの経過を分析し、それがダニーの
 生き方をどう変えたかを検証しようという試みだった。
 
 仕方なくワープロのキーを叩きはじめたダニー 色んなことが思い出される。
 
 成績優秀な模範生だったデレクが過激な白人至上主義のグループに入ったのも
 父親がマイノリティの優遇政策に反感を持ちそれを口にしているのを聞いたり、
 その父親が黒人に殺されたという経緯が有った。
 
 デレクは切れかけている少年達を上手く言葉で操りカリスマ的存在になっていく。
 これも後ろで操るキャメロンという男が存在するのだが・・・・
 
 しかし3年ぶりに帰ってきたデレクはすっかり別人になって、グループからも
 脱退する。 兄を崇拝していて兄と同じグループに入ったダニーは失望するが
 ダニーを正しい道に引き戻そうと、デレクは刑務所での体験を弟に話し始める。
 
 刑務所では孤立した者は狙われると言うとおり、黒人グループに狙われ、
 同じスキンヘッドの白人に近づくが、マイノリティ排斥の彼らがその連中からヤクを
 分けてもらったりする姿に絶望し孤立していく。 それ故に白人グループに
 酷い目に遭わされることなる。
 
 黒人グループから身を守れたのは、コンビで仕事をした黒人のお陰だと云うことを
 知り感謝し今までの自分を反省するのだった。
 
 兄の話を涙しながら聞いた弟 明日から生まれ変わるんだとレポートを書き上げ
 登校したダニー そこに待ち受けていたものは・・・・・・
 
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 この映画も、銃、暴力、人種差別と 病めるアメリカを痛烈に描いて
 いるように思いました。
 
 憎しみと暴力の歴史の中、人間として目覚めていく兄と弟。 
 ほっとしたのも束の間 衝撃のラスト!!
 
 見終わった後より、時間と共にじわじわーっとこの映画の良さが迫って
 くるって感じです。
 
 この役の為に鍛えてマッチョな体を造り上げたエドワード・ノートン
 さすが若手演技派・1と云われるだけのこと有りますねー。
 
 弟役のエドワード・ファーロングが、繊細な感じでこの役にピッタリ
 
 因みに、E・ノートン この映画で去年のアカデミー賞主演男優賞や他の賞にも
 複数ノミネートされたそうですが 残念ながら受賞には至らなかったようです。
 
 彼は好きな俳優の一人で〜す。(^_^)
 
                 
スターダスト。・∴・。゜☆ 2000.9.26.TOP上へ
  
仕切り線

『パトリオット』(2000.米)

米国独立戦争の時、家族との生活を何よりも
大切にする元勇士(メリギプソン)が 英国侵入に
対して愛国心を燃やし 参戦した長男を救うために 
再び戦場へ・・・・

今よりももっと人の命が虫けらのごとく扱われた
時代、戦争の残虐さも描かれているけど
家族愛・夫婦愛に 涙を誘われたの。

元勇士の子供(7人)が 皆 けなげで 
かわいらしかった。カロライナ州の自然も
たっぷりで そこで繰り広げられる 戦闘場面も
スペクタル(お金 かかってるだろうな)

メルギプソンが星条旗を掲げ 侵攻する一番の見せ場では
「あなたは アメリカ版 ジャンヌダルクなの?
 それに オーストラリア人じゃなかったっけ?」
なんて ちょっと つっこみ 入れたかった
オバカな私です(^^;;

やっぱり 映画はおもしろい 好きだなぁ
と 感じさせてくれた 作品でした(^_^)

のぞみ 2000.10.5
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(たこぼうP)
おいらは家族愛を描いた映画、結構好きなので、
この映画の場合、初めの参戦を拒み続け、次男が殺された場面から
長男を奪還するための戦闘シーンのあたりはとってもジーンと
きちゃったんだけど、
その後が「家族を守るため」から、「独立を勝ち取るため」に
主題が移行してしまった(ぼやけてしまった)感じがしたんだよなぁ。

全体としては面白い作品ではありましたね。

たこぼうP 2000.10.5 TOP上へ
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(さといも)
165分という長い時間飽きもせず一気に観てしまった。
それくらいこの映画は感動あり涙あり。戦争映画だから残虐なシーもあったけど、
中身の濃い映画だった。

最初の見せ場はやはりたこぼうPさんも書いていた、
二男が殺されて長男のガブリエルを奪還するシーン。
それと民兵組織香Eチてゲリラ作戦にでる戦法は見物だったよ。
長男ガブリエル役のヒース・レジャー いいなぁ〜 応援しようーと。

そうそう、それと憎たらしい悪役、英国の大佐役のジェイソン・アイザックスは完璧な悪役だったぁ。
理知的で冷淡で、それでいて美男だもんなぁ。
まぁっ この人がいたからメル・ギブソンが引き立ったかも。はははー

結構泣ける場面があって、特に幼いマーチンが「パパ 行かないでーー」には、
涙ホロホロ。私はこの映画 ★★★★★でーす。


さといも 2001 TOP上へ

仕切り線

『ダンサー』(99年仏/ヘラルド)

監督:フレッド・ギャルソン
出演:ミア・フライア/ガーランド・ウイット

NYで兄ジャスパーと暮らすインディアは口がきけない少女。
手話のできない人との会話には兄の通訳が必要。
でも、彼女はダンスの天才。凄腕のDJがあらゆるジャンルの曲をとっかえひっかえ流しても、
見事踊ってみせる。

彼女の夢はいつかブロードウェイの舞台に立つこと。
そんな彼女がオーディションを受ける。踊りでは見事に選ばれたんだけど、
口がきけないことが分かると、

監督との意志疎通が困難という理由で落とされてしまう。
若き天才科学者アイザックはある装置の開発が暗礁に乗り上げて苦しんでいた。
友達に無理矢理連れ出されたクラブでインディアのダンスを観てひらめきを得る。

何のために必要な装置かの方向性が得られたのだ。試作機を完成させた彼は、
インディアに実験の協力を求める。
拒否するジャスパーだが、インディアは協力するという。

なんとアイザックが作ったのは運動を音に変換する装置だったのだ。
自らの身体が出す音を聞いて涙をながすインディア。そして幸福そうに舞う。

妹が自分から離れていく不安にかられるジャスパーと、自分が選んだ道だというインディア。
2人の関係に変化が起きた時、ジャスパーがとった行動は…

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インディアが2種類の涙をながすんだ。
手話が通じなくて拒否された時に、左手中指を突き立てて流した涙。
そして、アイザックの研究室で流した涙。

この2つが違いが、ちょっとわかりにくかったんだけどね。
そして、ジャスパーの気持ちの流れは、
分離が人を成長させる様をきれいに描いていたと思うんだよね。
おいら、こんな映画、好きだけどなぁ。

「ダンサー」のミア・フライアってねぇ、今28歳なんだけど、
かなり若くしてダンス・インストラクターになったらしいよ。
彼女の生徒の中には、クローディア・シフォーなんかもいたらしい。

それで、17歳の時に、リュック・ベッソンと出会うんだけど、
ベッソンが監督したセルジュ・ゲンズブールの音楽クリップ「モン・レジオネール」の振り付けをしたんだって。
そうそう、忘れてはいけないのが、あの「恋のマカレナ」の振り付けも彼女がしたんだよ。

たこぼうP 2000.10.22 

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